「浴沂之楽」を考える

よくきのたのしみ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
世間から離れてのんびりと暮らす楽しみのたとえ。
「浴沂」は沂水という名前の川で水浴びすること。
孔子が弟子たちにそれぞれの志を述べさせたところ、多くの弟子たちが功績を挙げるといった志を述べる中、曽晢は、春から夏にかけての季節に少年たちとともに沂水で水浴びして、雨乞いをするための祭壇で涼んで歌を歌いながら帰りたいと述べ、孔子は喜んで同意したという故事から。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「浴」 ①水や湯にからだをひたす。
②ふろにはいる。

「沂」 ①中国の川の名。沂水。
②ふち。きし。ほとり。

「之」 ①ゆく。いたる。
②これ。この。指示・強意の助字。
③の。主格や修飾の関係を表す助字。

「楽」 ①楽器を鳴らして音曲を奏すること。音楽。
②こころよい。身も心も安らかで苦しみがない。たのしい。「ラク」と読む。

「浴沂」
沂水、という名前の川で、
水浴びをすること。

「之楽」
これが、楽しみ。

「浴沂之楽」
沂水、という名前の川で、
水浴びをすること。

転じて

世間から離れてのんびりと暮らす楽しみのたとえ。

沂水という名前の川。
少し遠くの場所で、世間から
離れた沂水という川で、
水浴びを楽しんでいる。

世間から離れて
のんびりと楽しむこと。

という意味の四字熟語
のようです。

世間から離れて
楽しむことは、
人それぞれでしょうから、

意味が同じであれば、
違う四字熟語が出来そうです。

「〇〇之楽」

〇〇の所に
それぞれの、世間から離れた
楽しみの場所の名前を
入れれば、

四字熟語ができます。

自分なりの
四字熟語を作ってみるのも
いいかも知れませんね。

よろしければサポートお願いします。四字熟語は、とても奥が深い分野であると思います。まだまだ勉強が足りません。