入院中、あたらしく始めたかったこと
引き続き、入院中の私。(以下参考記事)
入院してから、昨日で2週間。
読んだ本は10冊を超え、動画を見すぎて目が痛い。読みたいものも、見たいものも、どんどん少なくなってきてしまった。
もうすぐこの入院も終わりそうなタイミングなのだが、いまになって、この2週間をもっと有意義なことに使うことができたのではないか!?という焦りと後悔に苛まれている。
韓国ドラマにはまったときに勢いでダウンロードした韓国語を勉強するアプリがやたら目についたり、家に放置したままの世界遺産検定のテキストが頭をよぎる。
しかしいまになって韓国語を始めてもなぁ・・・もう入院も終わるしなぁ・・・と始める前から弱気になっていた私。
・・・そういえば!と思いついたのが、チェスだった。
というのも、先週NETFLIXでみた「クイーンズギャンビット」というチェスプレーヤーが主人公のシリーズドラマが、あまりにも面白くてかっこよかったのである。
単純な私は、私が突然チェスできるようになったら絶対かっこいいよね?とあらぬことを閃いてしまった。
さっそくアプリをダウンロード。ルールも一から教えてくれる無料のアプリ。今はこんな便利なものが無料なんて、すごい時代だ。
さてさて、ふむふむ。
ん・・・?
どういうこと・・・?
1ページ前に戻る。
うん・・・で、え・・・?
チェスのルール、これがよくわからないのである。
とりあえず、それぞれの駒の動きだけを頭に入れて、最弱レベルのコンピュータと戦ってみたが、ドローと勝利が半々くらい。そもそもどうなれば勝ちになるのかが、いまいち理解できない。
うーん、これは、楽しいのか?どうなんだろう。
チェスは無理だ。すぐにやめた。
ほんのりとした悔しさを胸に抱きながら、ほかに何かできることがないだろうかと頭を悩ませた私。
次にダウンロードしたのが、麻雀のアプリだった。
実は誰にも言っていないが、学生の頃から、タバコを吹かしながら雀荘に入り浸る人たちを憧憬の目で見つめてきた。
アウトローな邦画には必ず出てくる麻雀に、知性と策略と人生のスパイスを感じていた私、いつかやってみたいとずっと思っていたのだった!
スマホ画面に表示されたアプリには、でかでかと「入門」と書いてある。よしよし、これならできそう。だって昔ドンジャラもやったことあるしね。
ダウンロードしたアプリは、一つずつ丁寧に学ばせていってくれる仕様になっていて、
・アガリの形、・ツモとは、・ロンとは、みたいな形で、一つずつの基本パターンを実践形式でクリアしていかないと先に進めない。
・・・進まない。
うん、チェスよりはわかる。チェスよりは楽しいよ。
だめだった。
煙たい雀荘に足を踏み入れるチャンスを、またつかみ損ねてしまった。
手元に残ったのは、チェスと麻雀のアプリと、2つのボードゲームに関する薄すぎる知識のみだった。
さて、今日はいったい何を始めようか。
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