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50歳でアメリカの大学生になってみたら⑪〜英語力への誤解〜

すべてが初めてのカレッジ生活に緊張しながらも、4クラス、オールAで一学期目が終了しました。

カレッジに通う前は、自分の英語力に自信がなかったのですが、一学期目が終わる頃には、少し自信がついてきました。
正確に言うと、自信がついたわけではなく、思い込みが解消されたと言った方がいいかも知れません。
なぜかというと、スピーチのクラスは私以外はみんなこの町で育った人ばかり、もちろん母国語は英語。
そこで経験したことは、英語が母国語であっても、課題を理解していない場合もあるし、話すと言うこと自体が苦手な人もいるわけで、みんなが流暢な英語を話すわけではない。
そういう当たり前の現実(でも、私は誤解していた)を目の当たりにして、今の私の英語力を客観的にみられるようになった感じがします。

今でも人との会話は得意ではなく(スクールカウンセラーとの話し合いや教授のオフィスで話すことなど)、緊張するし、理解してもらえるか不安だけれど、大人数の前で話すことは日本語同様に英語でもとても楽しく、良い評価をもらえたこと。そして、統計学のテスト問題は、文章問題ばかりだったのにも関わらず、その文章を読み、理解して、すべてのテストにおいて満点だったこと。そう言う些細なことが、「私の英語力は、みんなより劣っている」と言う思い込みを解消できたのだと思います。

この思い込みは、10代の頃の英語が出来ずに苦しんだ経験が表面化して、怖れになっていたのだと思います。

二学期目は、英語、数学、心理学

そんな感じで、自分の英語力への誤解が解けたので、再度、必須科目である英語(英作文)のクラスを登録しました。ドキドキだけれど、卒業するにも編入するにも必須なので、やれるところまでやってみようと思いました。

そして数学。
統計学のクラスも数学のクラスの一つですが、今回は、Precalculusと言う微分積分の準備クラスです。いわば高校数学の復習クラス。

高校で学んだことが証明できれば、飛ばすこともできるそうですが、私は復習もしたいし、きっと知らない(覚えていなこと)もあると思ったので取ることにしました。

最後は心理学。
心理学は、私の大好きな分野で、日本にいた頃は心理カウンセラーをしていました。
だったら最初から心理学のクラスを取り、専攻も心理学にしたら?と言われそうですが…
冒頭でお話しした自分の英語力への誤解で、避けていました。
日本語で理解するのも、説明するのも難しい(だからこそ、おもしろい)分野なので、英語では無理だろうと決めつけていました。

しかし、今回は、英語のクラス同様に、やれるところまでやってみようと思い心理学総論のクラスを取りました。

三つのクラスのみですが、合計で13単位。
(英語4単位、数学6単位、心理学3単位)
フルタイム学生生活は続きます。

つづく

 



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