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偶然の恩師


今回紹介するお話

「小学生の時に事故から助けてくれた大学生がいた。中学生に進級するとそこには助けてくれた大学生が先生としていて・・・」

今回紹介するのは、助けてくれた恩人と偶然の再会を繰り返したという男性の投稿です。
※投稿時期は2003年と思われますが、違っていたらごめんなさい。

このお話を元にしたYouTube動画がありましたので、併せて紹介していきます。

投稿内容

小5のとき、通学路の交差点を渡っていたら、右折車が横断中の俺めがけて突っ込んできた。 

催眠術にかかったように体が動かず突っ込んでくる車を呆然と見ていたら
(あらぬ方向を見ているドライバーの顔まではっきり見えた)後ろから突き飛ばされ、俺は難を逃れた。

が、俺を突き飛ばしてくれた大学生は車に跳ね飛ばされた。泣きながら近所の家に駆け込んで救急車と警察を呼んでもらい、自分は警察の事故処理係に出来る限り状況説明をした。 

大学生は命は助かったけれど重傷を負い病院に送られた。後日、家に警察から電話があり大学生の入院先を教えられ、母親と見舞いに行って御礼を言った。 

それから中学1年になって、父親の仕事の都合で県内の市外地(というか、山の中)へと引っ越した俺は、そこで先生となっていた、あの命の恩人の大学生と再会した。

その偶然にお互い驚き再開を喜びつつ、中学3年間面倒を見てもらって(田舎の分校なので、先生はずっと同じなのだ)俺は中学を卒業し、高校進学と供に市内に戻った。

地元の教育大学に進学した俺は、教育実習先の小学校へ向かう途中の交差点で、自分の前を渡っている小学生の女の子に右折車が突っ込もうとしているのをみた。 

今度はドライバーが携帯電話で喋りながら運転してるのが見えた。スローモーションみたいに流れる情景に「ウソだろ・・・」と思いつつ、とっさに女の子を突き飛ばしたら、自分が跳ね飛ばされた。 

コンクリートの地面に横たわって、泣いてる女の子を見ながら、あのとき先生もこんな景色を見たのかな・・・とか考えつつ意識を失った。

入院先に、俺が助けた女の子の親が見舞いにやって来た。彼女の親は、中学時代の恩師であり、俺の命の恩人そのヒトだった。 

「これで貸りは返せましたね」と俺が言うと「バカ・・・最初から、借りも貸しも無いよ」と先生は言った。ベットの周りのカーテンを閉めて、俺たち二人、黙って泣いた。

YouTube

このお話を元に作られた動画がいくつかありましたので、一部を紹介します。※ご紹介する以外にも動画はあるようです。

【2chショート】元銀行員

さいごに

私のnote記事は営利を目的とはしておりません。
単純に涙した話を皆さんと一緒に共有したいと思い記事にしています。

しかしながら「著作権」などの問題がある場合は削除致しますのでお知らせください。
なお、掲載している画像は いらすとや 様から頂きました。

最後までゆっくりお付き合いいただきありがとうございます。


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