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WebSphere 環境の運用を自動化し運用負担を軽減へ - IBM WebSphere Automation

多くの日本企業で利用されている商用Java アプリケーション・サーバー、IBM WebSphere Application Server (WAS)

オンプレミスの既存システムのほか、クラウドでご利用いただいているケースも多く、なかにはコンテナやマイクロサービスといったクラウドネイティブなアプリケーションでお使いのお客様もあるなど、使う場所や使い方が多様化しています。

WebSphere の運用で以下のような課題はお持ちになっていないでしょうか?

・各環境のWebSphere のインベントリー情報を一元的に管理できていない
・セキュリティーの脆弱性への対応に課題がある
・サーバー数が多くてセキュリティーパッチ・Fix の配布が大変
・どこで何が動いているのか、何が起きているのかを一元的に把握できない
・WebSphere のスキル・経験がある人材の確保に課題

WebSphere 運用を自動化する、IBM WebSphere Automation

これらの課題に対して、IBM は、WebSphere の運用を自動化する、"IBM WebSphere Automation" を2021年に発表しました。

この製品により、さまざまなWebSphere ベースのシステムを1つのWebSphere Automation の配下で一元的に管理し、ダッシュボードからシステム環境全体を容易に把握できるようになります。

具体的な活用例をご紹介します。

CVE の自動検出

CVE(Common Vulnerabilities and Exposures)は,業界標準の脆弱性データベースです。WebSphere サーバーおよびJDK に存在する、未解決のセキュリティー脆弱性すべてを自動で検出し、単一の統合ダッシュボードに表示します。全てのサーバーに対して其々手作業でCVE の確認・評価をする必要がないため、時間と労力を節約することができます。セキュリティー脆弱性を検出した場合は、 運用担当者にメールで通知させることができます。

WebSphere Automation ダッシュボード

WebSphere インベントリーの確認

単一の統合ダッシュボードで、環境(開発、テスト、本番) 内の全てのWebSphere サーバーのデプロイメント情報を追跡することができます。パッチやFix のステータスについて確認できます。また、各サーバーへのパッチ・Fix の配布も可能になる予定となっています(変更される場合があります)。

メモリー・リークの検出と解析

クラッシュを引き起こす前に、メモリー・リークを自動的に検出することができます(Instana との統合が必要)。検出された場合、メールで通知することができます。
また、問題診断(PD)  情報を収集・分析し、どのサーバーで何が起きているのかを即時に把握でき、アプリケーション開発チームと共有できるレポートを生成することができます。運用チームに負担をかけることなく、アプリケーションの解決を迅速化できます。

WebSphere Automation は、既存のWAS 環境を変更することなく 利用することもポイントです。また、今後WebSphere 運用の様々な作業を自動化する機能を強化していく方針になっています。現時点でリリースされている機能の詳細をこちらの記事でご紹介しています。

これからのWAS 運用の自動化を、ぜひご検討してみてください!

WebSphere Liberty 移行後も利用できます

現在WAS は、従来型のWAS(tWAS)とWebSphere Liberty の2つのランタイムを提供しています。tWAS 8.5.5/9.0.5に対する標準サポートの提供は「少なくとも2030年まで」になります。WebSphere Automation は、WebSphere Liberty もサポートしていますので移行後もお使いいただけます。

さっそく始めてみませんか!?

是非触ってみたいという方は、無償で評価版をご利用いただけます。

7日間-トライアル環境
•セットアップは不要で、すぐにブラウザーから利用できるハンズオン形式のWebSphere Automation (評価版)になります。

60日間-オンプレ評価版
•お客様環境でWebSphere Automation を60日無償でご利用いただけます。 

WebSphere Automation の資料はこちらです。

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