幼児型と思春期型概要

※この記事を書いてしばらくしてから新たな発見があり、考え方が変わったのでこの記事に関してはあくまで記事を書いた当時の自分の見解として残しておこうと思います。2024.2.3

今回はメンヘラ的な症状のタイプを幼児型と思春期型に分けて考えてみようという記事になります。
幼児型と思春期型のそれぞれの詳しい内容に関してはそれぞれ別の記事で書こうかなと思いますので、こちらの概要は無料で公開させていただきたいと思います。

【幼児型】
幼児型は幼少期に愛情が十分に得られなかった事が原因で発生します。
ありのままの自分に価値が感じられない為に何をしても満足するという事がない。
そしてありのままの自分に価値がないという意識が原因で付加価値を付けることに依存する傾向にあります。
※過去記事で付加価値依存症という風に表現しています。

幼少期の子供はワガママでいる事が望ましいにも関わらず、ワガママができない環境にあったと推測できます。
良い子にしていないとダメ、成果を出さないとダメ、このような価値観が非常に強い。
つまりありのままを受け入れられていません。
その為、成果主義や能力主義に依存しやすく、それが理由で社会的地位が高い人なども多いですが、精神的には満たされず幼児の欲求を残したままの状態です。

幼児型はある程度まで治す事はできると思いますが、特有の症状は一部残る可能性が高いです。
簡単に満足しない事からストイックになりやすく、何かを突き詰めるような方向性に行く事も多いのでそれをうまくプラスに変換して生きていく事が鍵なのではないかと思います。

詳しい解説はこちらになります↓

【思春期型】
思春期型は思春期におけるアイデンティティの確立がうまくいかなかったパターンです。
厨二病という表現がありますが、大人になっても厨二病みたいな状態にも近いです。
誰かになり切ったり好きなアーティストに陶酔して自分を重ねたりして他人の借り物で自分の価値を形成しようとする傾向があります。
一言で言えば確固たる自分がないという事です。

思春期というのは自我が強まる時期で自分がこうしたいああしたいという欲求が高まる時期です。
ところがそれを親に抑え込まれてしまった、あるいはイジメがあったり学校に馴染めない等の理由で自己表現できなくなってしまう事が思春期型のルーツにあります。

思春期型は幼児型と違って完全に治す事ができるのではないかと推測しています。
というのも思春期を乗り越えてアイデンティティを確立するという事で諸々の症状は全て消失するからです。

詳しい解説はこちらになります↓

【混合型】
幼児型と思春期型は混合する場合があります。
この場合には幼児型の付加価値依存症的な要素と思春型の自己表現の不器用さが混在します。
幼児型は付加価値依存症によりかなり苦労をしますが、それが高い成果を生み出す場合があります。
ところが混合型の場合は成果を生み出す材料が思春期型的な要素によって阻害される可能性が高いです。

思春期型はオドオドして自己表現できないとか考えがまとまらない傾向があるので、ここぞという時に決断ができないところがあります。
幼児型は逆境に強いところもあるので、困難に遭っても自分を奮い立たせるような強さがある場合もあります。
幼児型と思春期型が混在する場合には幼児型の長所を思春期型の特性が邪魔をする可能性が非常に高いでしょう。

幼児型はありのままの自分に価値がないという感覚から自分で自分を承認する流れを作り出すと強いのですが、思春期型の自我が弱さが合わさる事で混合型の人は他者承認により依存しやすい可能性があります。
ありのままの自分を愛せないので、誰かに愛してもらいたい、でも何かをストイックに頑張るような神経症的バイタリティもない。

混合型に関しては幼児型と思春期型のどちらかの要素を克服する事で障壁が減ってくる印象がありますが、個人的には思春期型メンヘラの克服の方が攻めやすいのではないかと推測しています。
というのも思春期型の説明で書いたように、思春期型は治せる可能性が高いからです。

皆さんはどのタイプに当てはまりましたか?

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