ビブラートについて④ できるようになるまで
今度の日曜日は川越でコンサートをさせていただきます。
まだ席もあるようですので是非お越しください!ピアノ森悠也、ギター大柴拓とのトリオでたっぷりと演奏します。
ご予約は 080-4947-3349(岩田)までお電話にてお願いいたします。
さて、ビブラートの話の続きです。
▼ビブラートについて①【質問に答えてみた】
▼ビブラートについて② 表現と文化と慣習と
▼ビブラートについて③ 息の自由度がカギ
昨日の記事でオカリナの場合は息の強さのコントロールでかなり自由に音は揺れるということを書きました。
あとはこれをどうビブラートとして音楽に落とし込むかですね。
ここで改めてテクニック面と音楽性(イメージ)の両方がとても大事になってきます。
イメージと言うのは①で書いた、ビブラートとはそもそもどういうもので自分が何をしようとしているのかがわかっているかどうか、です。
僕の場合実は丁寧な練習は最初はあまりしていなくて、どういうビブラートをかけたいかが先に頭の中にあったのでそれをひたすら目指しながら試す日々でした。
こういう風にビブラートをかけたいな、というのが前提にあるのでうまくいっていないこともわかるしうまくいった時の気持ち良さも感じることができました。
上手くいかないのは、やっぱり思ったように息の揺れが安定しないとか、低い音(=息の影響が出やすい音域)ではグラグラしすぎてうまくいかないとか。
上手くいかない部分も感じながらひたすら色々な曲を吹きたいように吹いていく中で僕の場合は慣れていきましたね。
後からその練習を通して体系的にこういう練習をすればいいのかなっていうのをオカリナトレーニングブックで楽譜にしたりしているという感じです。
オカリナトレーニングブックの中にもあるし、一般的にビブラートの練習としてよく目にする、音を伸ばしながら四分音符単位などでリズムに合わせて音を強弱つける練習ですが、これは要はスローモーションのビブラートです。
タンギングでもフィンガリングでも同じですが最初はとにかくゆっくりとやってみることで、何が起きているかを耳でも確認していきます。
最初から早くはできない。あとゆっくりでできなければ基本早くはできません。たまに早くだとできるみたいな現象があるにはあるのですが、そのスピードでしかできない自由が効かない状態なので表現の道具として使うにはちょっと危ういです。
ゆっくりで、さらにやりやすい音から練習するのが良いですね。オカリナの場合高めの音の方が良いです。低い音に行くほど繊細なので。
アルトC管だったら高いドとか。
これも楽器の種類によるのでなんとも言えないですがアルトC管よりもソプラノF管くらいの方がやりやすく感じるという人もいるかもしれません。
あとは楽器無しでも必ずやってみると良いです。息だけですね。むしろまずはこれをやってみて、後から楽器で練習してみましょう。
ポイントは大袈裟にやることです。大は小を兼ねるっていうわけじゃないけど、テクニックを身に付けようとするうちは柔軟体操的な練習になるので、使える範囲をなるべく広く使って、そこから徐々に表現に合わせて使う範囲をコントロールできるようにしていきましょう。
後半ちょと雑な解説になりましたが練習に関してはまたそのうちちゃんと解説できればと思います。とりあえず4回に渡ってビブラートに対する考え方をなんとなく解説してみました。
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▼トランペット&オカリナ奏者 茨木智博 詳細プロフィール
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