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練習のふたつの要素

まずはお知らせです。来月7月21日(水)は中目黒の楽屋(らくや)さんでProject QuOのライブ。

 
ケーナとオカリナを中心とした5人編成のバンドです。唯一無二のサウンド、そしてとても楽しいライブですので是非生でお楽しみいただければ嬉しいです。
 
メンバーもみなさま大活躍なので中々スケジュールの合わないメンバーです。是非この機会に。
 
▼ご予約はこちら

 
 
 
YouTubeの編集も進めています。15日公開予定の『THE DUO #12』ももうすぐということで慌てて編集している所ですが、今回もすごい動画になっていますので是非ご覧ください。
かなり貴重で、エキサイティングな演奏動画ができました。


 
 
先月公開したオカリナ四重奏の動画もまだまだ皆様是非ご覧ください!
 
▼【ダイジェスト】春のオカリナカルテット・予告編 茨木智博・山本奈央・椿麻希・沼畑香織

 
 
 
 
今日は、先日ラジオを録っていて(YouTubeで聞ける「いばみのラジオ」本日更新です!)、その中でちょっと話したことから派生してふと書こうと思ったことについて。
 
 
練習の2つのパターンについてです。
 
 
・やりたいことが見えていて、それを実現させるための練習
 
・やりたいことを見つける練習
 
 
「やりたいこと」というのを「表現したいこと」とか「出したいサウンド」とかに置き換えても良いかもしれません。
 
 
一見、普通は練習っていえば前者のことでしょって思うのですが、後者も実は同時進行で起きている事なのかなと思います。
 
 
どちらが良いという話ではないのですが、どちらかに偏り過ぎると良くないかなと思いました。
 
 
前者は例えば、憧れの誰かの演奏があって、その演奏の音色に少しでも近づきたい、あんな雰囲気を出してみたい、と色々な事を真似していくような作業です。
 
もちろんわかっていても、イメージ出来ていても、歌や楽器は思い通りにいかないものなので思い通りにいくように練習を重ねていきます。
 
 
この要素って最初は誰しも持っていそうなのですが、習いに行ったりしていて受け身になり過ぎると、人によっては薄れていくんじゃないかなという気もしています。
 
 
スポーツでもそうですよね。基本的には目標があって、それに向かって練習をする。あと0.1秒早く走るために何を研究してどこを鍛えれば良いかというのを追い求めていきます。
 
 
こういう目的とか目標の部分を忘れないのは大事だと思います。
 
「レッスンで先生の前で間違えないように演奏する」が目的でもそれはそれで良いかもしれないけど、僕はあまりそこを目的にして欲しくないタイプなのでレッスンでどんな演奏をしていてもそれは気にしません。その先でどうしたら目標に近づけるかっていうレッスンをしたいです。
 
 
 
 
そして分かりづらいのが後者の、やりたいことを見つける練習ですが、先ほど書いたような「イメージしたものを実現する」って、実はイメージの解像度がちゃんと高いとは限らないんですよね。
 
お手本の演奏に100の要素があったとしてそのうちの10くらいしかまだ理解できていなかったりします。
 
お客さんとして聞く分にはそれで良いんですけどね。真似をしたいなと思ったときに分析できているかどうかの部分の話です。
 
 
この部分を鍛えていくのも練習の一つの効果だと思います。
一言で言うと「音楽性を高める」という部分です。
 
 
100のうち10しか理解していなくてもそこができるように丁寧な練習を続けていくと、11の部分、12の部分と段々先が見通せるようになってくるんですよね。
 
自分が前に進むことで見える景色があるんです。
 
 
だから練習って不思議だなというか、もうできていると思っているようなことでもさらに丁寧にやっていくとまた新しい課題が出てきちゃったりするんです。
 
 
 
こんな二つの要素を同時進行で鍛えていけるといいですね。
 
 
ちなみにそのバランスは楽器によっても変わります。
ここが僕にとってずっと大きな壁なのですが…
 
 
オカリナは前者の練習がすごく進めやすい楽器なので後者の音楽性を鍛えるような練習もしやすいです。
 
 
トランペットは前者でめちゃくちゃつまずくので、音楽性がいつまで経っても育たないという恐れがあります。
 
 
というかだいぶ実証されています。
 
 
なのでそういう楽器を持った時に練習のバランスをどう保つかはすごく大事で、僕はオカリナを吹くようになってからトランペットでもなるべく完璧主義になり過ぎず自分がイメージしているその先を意識するようになりました。
 
 
 
 
 
 
▼トランペット&オカリナ奏者 茨木智博 詳細プロフィール

 
 
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