アラサー初挑戦!アイルランドワーホリで好きな仕事ができた理由3つ【体験談】
こんにちは!
フランス人との国際結婚によって、現在はフランス在住のiamshishoeです。
私が2019年~挑戦した、アイルランドでのワーホリ。
このワーホリ中、日本で看護師をしていた経験を活かし、
訪問ケアアシスタントとしてフルタイムで働きました。
「難しい」と言われる現地での就業。
にも関わらず私が仕事に就けたのは、
準備が整っていたからに違いありいません。
今回は、人生初のアイルランドワーホリで、
好きな仕事ができた理由についてお話しますね!
ケアアシスタントとして現地で働けた理由3つ
ケアアシスタントとして私が現地で働けた理由は、
看護師としての臨床経験があった
当時は別の仕事で行き詰っており、すぐに働ける別の仕事を探していた
転職を助けてくれる人に出会った
この3つが考えられます!
①看護師としての臨床経験
まず初めに、訪問ケアアシスタントの採用条件の大前提は、
大学で看護学を履修したことでした。
その上で、臨床経験があれば、
実践的で即戦力になる人材として採用されるチャンスが上がるという状況がありました。
私はもともと日本で看護師をしていたので、それらの条件は十分に満たした状態。
面接・書類審査・身辺調査で問題がなければ、
すぐに採用できると返事をもらえました。
😅「すぐに」と聞いてホッとしたのも束の間…
実際には、
書類審査(書類の発行や日本からの取り寄せを含む):約1~3週間
現地警察による身辺調査:約1週間
全ての手続き終了後、シフトを組む:約1週間
かかり、オフィスの休業日も含めると、
結局のところ、就業開始までに約1か月はかかりました。
😥待っている間は、不安や焦りに苛まれ…
「本当に書類が日本から届くのかな?」
「この待機期間中に、採用者側の気が変わってしまったらどうしよう」
など、色んなことが頭を駆け巡って、
めちゃくちゃストレス。
落ち着きゼロな日々を過ごして本当に疲れました。
《参考》日本からの取り寄せが必要だった書類と身辺調査
ハッキリ言って、日本からの取り寄せには、
時間・労力・費用がかかって超大変
でした。
取得するために問い合わせるのも面倒だし、
自宅に届くまで、ずーっとヤキモキするし…。
就業希望の方は、
渡航時に持てるものは全部持参する
ことをおすすめします!
私が提出するように言われた書類は、
大学の英文卒業証明書
直近の雇用主からの推薦状2通:アイルランドの前職場と日本の職場から1通ずつ取得
看護師免許証(英文):アイルランドの日本大使館に依頼
日本での犯罪歴証明書:アイルランドの日本大使館に依頼
GARDA(現地警察)による身辺調査:職場が全て対応、終了時に連絡が来ました
指定された銀行での口座証明:既に開設済みだったので、新たな手続きは不要
VISA関連の書類やカード類:入国時に提示した書類や在留カードが対象で、新たな手続きは不要
こんな感じで、
「えっ、こんなのも必要なの?」
と、面接時にはビビッてしまいました。
🤔ちなみに、大使館での翻訳には€35ほどかかり…書類集めだけで結構な出費になりました…。
②当時、別の仕事でことごとく行き詰っていた
実は、訪問ケアアシスタントとして就業する前、
ホテルの清掃スタッフとして2か月ほど働いていました。
当時の自分は、語学学校への通学が終了し、
残高的に、1日も早く収入を得たい
英語を上達させるために、働きながら勉強したい
と考え、必死に仕事探しをしていました。
そんな中、唯一もらえた採用は、ホテルの清掃スタッフ…。
「初めてだけど、とりあえずやってみよう」
と、働き始めたものの、
アルファベットが読めず、英語を一言も話さない周りのスタッフ
突然、シフトを変えられて、勤務時間が激減する
マネージャーの気分で色々と指示が変わる
英語を使って親しくなれた子も、「無理」と言ってすぐに辞めてしまう
こんな感じで、私には最悪な職場環境。
それに、ホテル清掃の経験がある人と私の仕事さばきを比べても、
私が初心者なのは明らか。
それでも、
「辞めたらお金に困る」
と思うと、我慢して続ける以外の選択肢が浮かびませんでした。
🤐毎日、半泣きになりながら働き「アイルランドまで来て何をしているんだろう…」と、落ち込みました。
それと同時に、
職場で周りから信頼される
後輩のフォローを積極的にできる
責任のあるポジションを任せられる
過去の私が「自分の能力」を感じられたのは、
日本語を話す
日本での看護師資格がある
日本での看護師経験がある
日本語を使って日本で生活していたからだと気付きました。
超簡単に言えば、
あらゆることから守られていた
と痛感したんですよね。
そんなことも知らずに、
「こんな生きづらい国、早く出ていきたい!」
と日本を思って飛び出した私は、
幼いし未熟だと感じて死ぬほど恥ずかしくなりました。
最終的には、
「自分がおかしくなる前に辞めて、他の仕事を探そう」
と決心!
次の仕事を得るために、
「やれることはなんでもやろう!」
と、気持ちが固まりました。
③困り果てていた自分を助けてくれた人との出会い
前述したように、ホテルでの仕事に行き詰っていた頃、
「英語力を向上したい!アイリッシュの人達と関わりたい!」
この一心で、ボランティア活動を始めました。
内容は、高齢者入居施設での日常生活のサポートで、
看護師の経験が活かせるものでした。
そこで出会ったのは、後にアイリッシュマザーとして慕うようになる女性。
彼女は、ケアラーとしてその施設で長年働いており、
私が元看護師であることや、当時の状況を聞いて、
「私が所属する会社であなたもケアアシスタントをやるのはどう?」
と何度も提案してくれました。
😮彼女はよく、「ハウスキーパーは重労働だしあなたの体に良くないわ、もっと気持ちよく働ける方法を考えなさい?私の娘も元ハウスキーパーだったけどすぐに辞めさせたの」と言っていました。
しかし、当時の自分は、
「もう看護師はやりたくない!と思って退職して、全く違う事をやりたいと思ってアイルランドに来たし…」
と、なかなか彼女の提案を受け入れることが出来ず…
気付けば1~1.5か月ほど時間が経っていたんですよね。
そして、ある日、
ホテルでの仕事中にマネージャーから理不尽な説教を受けた際に、
私の気持ちは一変!
その日のうちに、施設で働く彼女の元を訪ね、
「やっぱり、ホテルでの仕事は辞める!ケアアシスタントとして一生懸命にやれるだけやりたい!どうすればよいですか?」
と聞いてみました。
すると、彼女から職場に即電話をしてくれて、
私のことを推薦、その日のうちに面接をすることになりました。
😭彼女の迅速な行動だけでなく、電話口で「Her English is very good😁」と言ってくれたことにも、ジーンときました。
【参考】私が思う、ワーホリ中に採用されやすい人
これは私の個人的な経験から思うことですが、
その職の経験者
今すぐに就業開始できる人(書類がある程度揃っている・シフトにすぐ入れる)
人脈がある人(直接、推薦してくれる人がいるなど)
は、採用されやすいと思います。
なぜならば、
「今」の状況に焦点を当てて必要な人材を探す採用者が多いから。
かみ砕いて考えると、
優秀な学歴
華やかな経歴
高い英語力
があったとしても、
必要書類を揃えるのに1か月はかかる
個人的な事情で午後しか時間が空いていない
自分のことを「知っている人」が誰一人としていない
こうなると、採用を貰うのは難しく感じます。
「空きが出たから、誰かいない?」こんな感覚で求人募集をするイメージ…。
詰まることろ、ワーホリ中に就業するには、
「仕事を得に行く」積極的な姿勢
スグの面接にも応じられる心の準備&書類準備
「今日、○○に来てくれる?」に応じられるフットワークの高さ
助けてくれようとしている人がいたら、遠慮せずに頼る
日本では「図々しい」と思われるような心持ちも必要に思います!
さいごに:ワーホリで仕事を得られる人には、「たまたま」以外の理由があるはず!
結論、アイルランドワーホリで、
私が訪問ケアアシスタントとして働けた理由は、
看護師としての臨床経験があった
他の仕事で行き詰り「何としても新しい仕事を見つけたい」という強い気持ちがあった
「私と一緒の会社に入って働かない?」と言ってくれる人に出会った
この3つ!
🤓簡単に言えば、経歴・空き時間・人脈・気持ち的にも「準備が整った」状態だったんですよね。
そして、人生で初めて海外で働いた感想は、
「充実していて、ものすごく楽しかった!」
の一言に尽きます。
英語をずーーーっと使う生活に戸惑いながらも、
「しっかり働いて、アイリッシュマザーに恩返しをしたい!」
との思いで一生懸命に自分のできることをやりました。
「助けになりたい」と思える患者さんとの出会い
アイリッシュの文化や国民性に日常的に触れること
によって、精神的にも大きく成長。
もちろん、英語力も大幅にアップしました。
🎖努力が認められ、2020年2月には月間最優秀賞に選ばれました!🎖
振り返ってみて思うのは、
「あの時、ホテルでの仕事が上手くいって、ツラい思いをしなかったなら、ボランティア活動も考えなかっただろうし、ケアアシスタントにもなっていなかっただろう」
ということ。
当時は本当に途方に暮れていたし、
うまくいかない事に対する納得できない気持ちや悔しい気持ち、悲しさもありました。
ですが、結果的に、
「出会えて良かった」
と思える人・仕事に辿り着けたのは、
気持ちを切り替えて新しい活動に参加したからこそで、
次のステップを踏み出す準備を自分の中でしたからこそ。
🤗こう考えると「ホテルでの仕事が最悪だったのは、ラッキーな経験だった」と思えるんですよね!
ぜひ、参考にしてみて下さいね!
Thanks a mill☆彡
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?