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図鑑の空白をただ埋めていくだけなんて、という話

そこに意味はあるのか。
どこに意味があるのか?
そこまで意味はないのか。
どうして意味がないのか?

誰かと出会うたび、知り合うたびに連絡先を交換する。
ある時は、LINEのQRコードを読み取ったり、読み取ってもらったり。
またある時は、Facebookで名前を検索したり、検索してもらったり。
そうして少しずつ、人との繋がりは増えていって。いつしか図に書き起こした時に大体複雑な網状になったりする(書き起こさないけど)。

少し前に、自分のFacebook上の友達を振り返ってみた。
友達数は約400人。「もうそんなになってるのか」なんてふと思いながら、一覧を開いた。

まずは地元の人。
主に中学・高校・大学時代の同級生、あるいは先輩後輩。今となってはもうほとんどが疎遠だ。アカウント自体も長らく放置されていたり、停止してるものも、ちらほらと。

次に上京後に知り合った人。
書き出してから気づく。あれ、会社の同期くらいしか思い出せない。省略。

そして、ベトナム(ハノイ)の人。
たくさんいる。とにかくたくさんいる。もちろん、帰国/異動した人もそれなりにいる。
引越したり、転職したり、結婚したり、その他色々な変化から接点が無くなってしまう人だっている。それでも、どこで会ったとか、何をしているとか、その人がどんな人であるかはちゃんと覚えている。

……それ以外の人。
すみません。失礼ですが、どちらでお会いしましたっけ。
いや、あの、ハノイの人が可能性的には高いはず。(短期間の)留学やら出張やら研修やら、要は期間限定で接点があったパターン。
でも実は地元の人かもしれないし、まさかとは思うけれど上京後の人がいたかもしれない。結局はよく覚えていないのだけれど。

(主にFacebook上で)何となく他人のプロフィールなんぞを眺めてみると、2000人だの3000人だのを超えている人を見かけることがある。
そしてそんな表示を見る度に、
『この人は本当に2000人とか3000人とちゃんと付き合って仲良くなったんだろうか』とか考えてしまう。
同時に『いや、まさかそんな事は無いだろう。名前とプロフ写真から記憶呼び覚ましても500~1000人くらいが関の山でしょうきっと』とも。
実際に確認してみたことは無いけれども、一度誰かに確認してみたいとは思うけれども。

そういう意味では、私は、
『(SNS上での)友達数=ポケモン図鑑の見つけた数』
だと(半ば勝手に)思っている。
ビジネス的な表現に置き換えるなら、
『ファイリングせずに輪ゴムで束ねたのも含めた手持ちの名刺全部』
とでも表現しようか。
それら全ての名刺が、果たして100%確実に営業対象になるかというと、まずそうはならないだろう。
同様に、SNS上での繋がりも一緒だろうと思ってしまうのだ。

ならば『ポケモン図鑑の捕まえた数』とは、現実におけるどんな関係性に符合するのか。単純に一定以上親密な関係になった場合なのか、それとも。
……ちなみに『手持ちのポケモンの数』(=ゲーム中では6匹まで)は、これはもう『いつ連絡しても会えるマブダチ』という理解で間違いないだろう。恐らく。

ただ人と会うだけじゃなく、
その人達からほんの少しずつ、
色々なものを分けてもらって、
形作られる『自分』でいたい。

#雑記 #独り言 #海外生活 #ベトナム #ハノイ #SNS

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