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ボーイがガールにミーツするにあたっての話

それは一つの物語の始まり。
あなたが主演で、監督と撮影は私。
脚本は二人で書いて、演出は神様任せ。

よく「出会いを大事に」なんて言葉を聞くことがある。新しい職場や住居など、自分を取り巻く環境が変わったとき、あるいは「彼氏/彼女が欲しい!」と一念発起したとき。まぁ他にも色々あるかもしれないけど、今回はこれにフォーカスを当ててみたい。

※表題、別に逆でもいいんです。ガールがボーイにミーツしてもね。
お好きな方でご解釈くださいませ。

「出会いを大事に」……言いたいことは分かるのだけど。
でも、これって実は”出会うこと”そのものに注力してしまってはいないか?という危惧を持ってしまう。表面をなぞっているだけで、その先にある本質をきちんと捉えられていないかような。
そういう意味では、私の個人的感想としては「出会った人達を大事に」というのがより正解に近い気がしている。

例えば、私はどこかしらの日本人会で初めて出会った人とはできるだけ名刺なりSNSなり交換しておきたい方だ。
だって、「今日はありがとうございました。ではまた~」って、愛想よく体裁よくしておきながら肝心の”また”への伏線がないんじゃ、それは一体いつどこの話になるんだよ!?って。そう思いません?

当然、出会った後だって大事なはずだ。
「あの人こんな話してたな」とか「〇〇が気になるって言ってたな」とか、その気になれば結構挙げられるけど、その気にならないと挙げられないし、それこそ皆さん色々な話題がある中で、そもそも全ての会話内容なんて覚えてもいないかもしれない。それでも、「もっとあの話掘り下げたかったな」とか「〇〇興味あるかな」とか、そういう次に繋がりそうな何かだってあるだろう。あるはずだ。

普段営業の仕事をしている身としては、新規営業における"10件訪問して前向きな話がもらえたのがn件"とか、そんな感覚に近い。数打たないとボールに当たらないし、それもヒットなのかフライなのかアウトなのか、はたまたホームランか?当たってみるまで分からない。

そしてその上で、こんな事を書くともう身も蓋もないかもしれないけれど、自分の理想を100%具現化させたような運命の人と出会って、お互い第一印象で惹かれ合うみたいな近頃のライトノベル並みの都合の良さを、現実世界の恋愛事情に無意識的に求めたりしてはいないだろうか?
(皆さん流石にそんなことは無いか……)

そしてそんな、運命の人に自動的に出会える前提で色々な夢だの希望だの、要は心のリソース類全般を、最初からその人のために用意しているかの如く大事に大事に温存し続けるなんて、それこそナンセンスじゃないかって。

余談だが、私は実は近々とある合コンイベントに参加してこようと思っている。
理由はいくつかあるが、普段とは別の方法も試してみたかったのが大きい。まだ人数が揃っておらず無事に開催されるかどうか怪しいのがネックだが、無事決行した暁には後日note上でレポートしたい。

#雑記 #独り言 #海外生活 #ベトナム #ハノイ #出会い

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