【アンスクーリング9つのデメリットを考える】
アンスクーリングの教育思想を聞いて、それは素晴らしいと共感してくださる方がたくさんいる一方で、デメリットについて知りたいという方もいます。物事には両面ありますから、メリットと思うことも反対側から見ればデメリットとなり、その逆もまたしかりです。
物事の両面を考えれば、デメリットと言われることでも受け取り手にとっては、メリットの方が大きく見えることもあります。判断には、判断する本人の判断軸が必要だと思います。
したがって、こちらでご紹介するデメリットは、「判断」でも「判断軸」でもありません。あくまでも「判断材料」です。「9つのデメリットを”考える”」としたのにも、「一人一人が考えること」という理由があります。アンスクーリングでデメリットと言われることを通して、教育について自問自答したり、誰かと話し合ってみたりできる材料となればと思います。
なお、こちらはシリーズの第6回目です。最初からご覧になりたい方は、以下のリンクからご覧くださいませ。
第1回 なぜ学校でなくてはいけないのだろう
第2回 ホームスクーリングからアンスクーリングへ
第3回 アンスクーリングが注目され始めた理由
第4回 アンスクーリングで気がついた教育5つの思い込み
第5回 教育の思い込みから自由になって変化した学び7つの事例
デメリット1:教育の全てを主体的にデザインしなければならない
ここから先は
4,392字
¥ 100
「誰もが自分の経験、知恵、学びをシェアできる世の中に。」というビジョンを持って、学びの場を作りをする資金に使わせていただきます!