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メルボルン旅行記:フード編

旅行のプランを決める際に重要とファクターになるのが、滞在中に「何を食べるか」だ。

オーストラリア料理といえば、ステーキのイメージが強い。ただ、妻が肉を食べないので、旅行に行っても肉を食べることは、ほとんどない。普段は、ビーガン、メキシカン、中東料理レストランに行くことが多い。「住みやすい都市」の条件にも食は、欠かせない。訪れたレストラン、カフェを紹介しながら、メルボルンの魅力についてピックアップしたい。

Neko Neko

Fitzroyにあるビーガン和食料理屋

ボヘミアン文化の発祥地 Fitzroy宿泊していたCBDエリアから路面電車のトラムで、ヒップなエリア Fitzroyへ。マイキーという乗車カードを購入して乗車する。400円くらいしたけど、結構高い。住んでいるなら、自転車を利用する方がベターだ。

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もともとは労働階級の人たちが住んでいたエリアで、そこに流行に敏感な人たちが移り住んできたそうだ。ニューヨークならブルックリンか。メルボルンのボヘミアン文化の発祥地とも言われている。そんな多種多様な文化が入り混じった街に、一軒の和食料理屋 Neko Nekoがある。

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ヒップスターを魅了する和食

店名の通り?組体操をしている2匹の謎のゆるキャラがデザインされたポスターが、貼ってあって独特な雰囲気だが、店内は満員。しかも、ヒップスターっぽい人ばかり。これは、期待大。メルボルン出身のバンド Hiatus Kaiyoteのボーカル Nai Palmも常連客とか。どうりで独特な雰囲気が。店内に置いてあるアートが、まさに彼女っぽい雰囲気だ。ジブリのフィギュアとか。謎のアートとか。メニューは、Neko Neko Teishokuとビーガンラーメンがメイン。

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Neko Neko Teishokuは、玄米と8種の惣菜のセット。見た目もキレイでインスタにも映える。


日本人の方がオーナーらしいが、一般的な海外の日本料理屋やチェーン店とは異なるスタイルだ。日本でもこのスタイルの店は、珍しいだろう。所謂カフェ飯でありながら、美味しく栄養も取れる。一般的なビーガンカフェは、意外と野菜が少なく栄養が取れない。野菜があっても味がなく美味しくないというケースは、よくある。ここの店の食事は、ビーガンだし(きのことか昆布)が、しっかりと使用されているようだ。美味しすぎて、次の日も行った。


メルボルンで働く日本人たち

日本からおそらくワーキングホリデービザを使用して、メルボルンで働いているだろう店員さんがオーダーを取っていた。メルボルンでは多くの日本人が、このビザを利用して暮らしている。コーヒーショップでバリスタ修行していたという人は、かなり多い。英語+aの体験が出来るのは、貴重な体験だろう。彼らの中には、将来メルボルンで飲食店開業を夢見る人も多いはず。最低賃金の高いオーストラリアで働くのは、例えパートタイムだとしても日本より良い条件で働くことが出来るし、プロ意識が生まれるのではないかと思う。

シンガポールとの労働環境の違い

シンガポールは年々ビザの申請が厳しくなっており、個人での飲食店を開業するのはますます難しくなっている。チェーン店か高級店ばかりで、リーズナブルでおいしい店がなかなか無いのが、シンガポール生活の悩みどころ。ちなみにシンガポールにもワーキングホリデーのような制度はあるが、特定の大学在学生及び卒業生のみとハードルは高い。メルボルンと異なり、住んでいる外国人の中心は駐在員であり目的が違うのだろう。

Matcha Mylkbar


オーストラリア初の抹茶カフェ
海沿いでのサイクリング前にSt.Kildaにあるビーガン抹茶カフェでランチを。メルボルンでも数年前から抹茶がブームで、4年前にオーストラリア初の抹茶カフェ「Matcha Mylkbar」がオープンした。抹茶をフィーチャーしているが、どちらかというとビーガン食メインという印象。色がカラフルでインスタ映えをかなり意識していると思われる。ビーガンエッグは、ココナッツとさつまいもが材料。

シグニチャーメニューの抹茶バーガー。抹茶のバンズにビーガンチキン。一見インスタ映えだけのインパクト料理に見えるが、意外といける。和食フュージュンというノリ。サンフランシスコに行った時にも感じたが、海外の大都市の食のレベルは確実に上がっている。

Saba’s Ethiopian Food

移民の街メルボルンで食べるエチオピア料理

メルボルンは移民の街として有名だ。人口の25%は、非オーストラリア人である。前述の日本食だけでなく、世界中の料理を楽しむことが出来る。折角なので今まで食べたことがない料理を食べようということに。ビーガンレストランを探すことが出来るアプリ「Happy Cow」で見つけたFitzroyのエチオピア料理屋へ。インスタ情報によると、NY Timesの世界のレストラン100選に選ばれたようだ。


濡れた雑巾のような味?のインジェラ

エチオピアの主食インジェラというクレープのような生地の上にヤギや鶏肉をひよこ豆の煮込みを入れ、それを丸めて食べる。原料はテフというイネ科の穀物。このテフをひいて水で溶き、数日間発酵させた後、薄く焼いて作る。最近は、海外セレブの間でスーパーフードのひとつとして注目されているようだ。主にパスタやパンケーキミックスの材料等で使用されている。

エチオピア旅行中に食べた日本人からは、とても評判が悪く濡れた雑巾みたいな味と揶揄されているとか。そこまでマズいとは思わなかったが、確かに飽きる。最後は食べ切ることが出来ず、テイクアウトした。

メルボルン総括

今回はレンタカーなしで市内だけ観光したので、若干物足りない感じがしたが、住みやすさナンバーワンの良さを体験することが出来て満足。実際は物価の高さ (シンガポールよりは安いが)など移住にするにはハードルの高さはあるだろうけど、ワーホリの行き先として、人気が高いのは理解出来た。次行く機会があれば、レンタカーを借りてグレートオーシャンロードで自転車に乗りたい。

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