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【世界海洋デー】環境にいいこと、それは心にもいいこと

本日6月8日は世界海洋デー。

現在大学4年生。
環境活動をする学生団体を立ち上げてもうすぐ4年目に突入する。
同世代の人たちと環境問題について話したり、
アクションを起こしたり出来る場が欲しかった、
というのが、一番初めにあった理由だ。

私は国際的な学問を扱う学科で、幅広く、一つの学問に固執していない。
環境問題の授業は他学科にあり、それが中心として扱われていない学科に私は所属している。
では、なぜ私は環境問題に興味があり、学んできたのか。
自分自身について深く掘り下げてみる。

きっかけはコロナ禍。

高校2年生の冬、緊急事態宣言が宣告され、
高校生活は早々に休校、
新年度からはオンライン授業が始まった。

当時から私はカフェや学習塾の自習室で勉強をすることがほとんどで、
家は「休む場所」だった。

朝は7時の開店に向けて家を出発していたし、
学校終わりの夕方もギリギリまで家ではない場所で勉強をしていた。

これから本格的に受験勉強、
という時に緊急事態宣言が出されたのだ。

ずっと家にいると、なんだか落ち着かない。
勉強はしたいのに、すぐにだらけてしまう。

高校生の私はライフスタイルの変化にすぐに順応することが出来なかった。

そこで、

カフェで勉強することが出来ない。
→ならば自宅の部屋をカフェのように集中できる空間を作ればいい。

そう思った。

自分にとっての心地よさはどんなものか、
様々なSNSを見ては、
自分にはまるものを考えていた。

行き着いたのが、
「緑に囲まれること、みずみずしい空間や気持ちがすき」
だった。

まずは地元の植物を扱うお店に行き、
様々な種類の観葉植物を買う。
肥料や鉢など、好きなものを選んで、
部屋の一部になっていくことが楽しかった。
形状の問題などで安く売られていた花は、
麻紐で吊るしてドライフラワーを作った。

おうち時間とは言えども、
着替えはするし、化粧もしたい。
けれど、低負担でいたい。

それから化学薬品を使用していない化粧品をネットで探すようになり、
オーガニックコスメを紹介するインフルエンサーなどを探し漁った。

当時の部屋の一部
Instagramストーリーズより抜粋



そういった部屋で過ごすことを前提にした買い物や考え方をしていると、

全てにおいて「環境負荷が低い」という共通点に行き着いた。
そしてそれらは私にとって、
とてつもなく心地が良いことに気がついた。

高校3年生の夏、2020年7月からレジ袋が有料化になる、というニュースで世間は賛否両論。

春の初めから環境問題に興味を抱きはじめていた私にとって、このニュースは関心を持って様々な意見をSNSで見ていた。

6月から対面授業が始まったが、
友人の誰にもこの関心を打ち明けることが出来なかった。

「意識高いね」と言われることが大の苦手で、言われるたびに胸がざわめいていた。
意識が高いのではなく、
何気なく過ごしていた結果、
行き着いた考えであり、
努力して考えていたわけではない。

もちろん、
褒めて言ってくれていることがほとんどだが、
どこか他人事として言われているようで、
本当に虚しかった。

だから私は高校の先生にいつも聞いていた。
早く、話せる友人が1人でもいいから欲しい、
そう思っていた。

それから私は新書を通して、
あらゆる角度から環境問題について学ぶようになった。
知れば知るほど、
無知だった自分が恥ずかしくなった。
SDGsという言葉さえ使われることが稀であったあの頃、
私が興味のあることは、いつか誰かに分かってもらえるのだろうかと不安になった。

大学生になった今でも、
環境問題は私にとって思考の中心にあり、
ライフスタイル全てに良くも悪くも影響を与えている。

安すぎる洋服の背景が気になって仕方がないし、
グリーンウォッシュな宣伝だな、と嫌気がすることもある。

変わらない消費者の意識に落胆することもあるし、
時代は変わってきてるもんね、と賛同してくれる人もいる。

コロナ禍で感じた小さな違和感や心地悪さがこんなにも私の一部になるとは
当時の私は思ってもいなかっただろう。

あなたにとっての心と体の心地よさは、社会とどう繋がっていますか?

#SDGsへの向き合い方

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