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血流がすべて整う暮らし方

こんにちは。なごみ地蔵です☺️

本日は、「心身の状態を整えたい」と思っている方に向けての記事です。

以前こちらの記事の「新たに始めようと思ったこと【2選】」でご紹介した本「血流がすべて整う暮らし方」の貸出の順番がようやく回ってきたため、今回はその内容を簡単にご紹介します。


まずは「自分の血の状態」をチェック

この本の著者は、婦人科系を専門とする漢方薬剤師の方で、

血流の流れは、人生の流れ。
血流を改善することで、人生の流れそのものを整えることができる。

というお考えのもと、西洋医学、漢方医学、心理学の3つの視点からの総合的なアプローチにより、5万件超の相談を受けてきた実績をお持ちの方です。

「血流」といっても、なかなかイメージしづらいと思いますので、まずはこの本に掲載されているチェックリストを以下に掲載しますので、それぞれ該当する項目の数を数えてみてください。

【気虚体質チェック】
□ 疲れやすい
□ 風邪を引きやすい
□ 足がむくみやすい
□ トイレが近い
□ よく息切れがする
□ 軟便、下痢がある
□ 冷え性
□ 声が小さい
□ 胃もたれしやすい
□ 満腹まで食べる
□ 新陳代謝ご悪い
□ 朝食が欲しくない
□ やる気が出ない
□ 決めたことが続けられない、すぐにあきらめてしまう
□ 舌の色が淡い、縁に歯型がついている
【血虚体質チェック】
□ 動悸がする
□ 爪が薄い、割れやすい
□ 物忘れが多い
□ 顔色が白い、ツヤがない
□ 乾燥肌、カサカサ
□ 生理不順
□ 抜け毛、白髪が多い
□ 貧血、立ちくらみがある
□ かすみ目、疲れ目がある
□ 手足のしびれ、筋肉のけいれんがある
□ 眠れない、熟睡できない
□ 耳鳴りがある
□ 不安になりやすい
□ 自分に自信がもてない
□ 舌の色が淡い、舌を出すとプルプル震える
【気滞 瘀血体質チェック】
□ 口の中に苦い味がする
□ 下痢と便秘を繰り返す
□ 偏頭痛がよく起きる
□ 喉にものがつかえた感じがする
□ 生理前におなかや胸が張る
□ ため息をよくつく
□ シミ、そばかすが多い
□ 慢性的な肩こりや頭痛がある
□ 生理痛がひどい、塊がある
□ 顔や唇の色が暗い
□ 下肢の静脈瘤が目立つ
□ ストレスに弱いと感じる
□ イライラしやすい
□ 自分の感情がコントロールできない
□ 舌先が赤い、裏側に太い静脈が蛇行している

さて、それぞれの体質にいくつチェックがつきましたか?
3個以上あればその体質の傾向があると考えられます。
5個以上あれば、すでにその体質になっている可能性が高く、すぐに改善にとりかかる必要があります。
特に複数の体質で該当する項目が5個以上になっている場合は、注意が必要です。
しかし、「チェックがたくさんついてしまったらダメだ」ということではありません。

不調の多さは、しあわせの伸びしろである

と、この本で著者が述べているように、たくさんの項目にチェックがつくということは、あなたの不調やうまくいかない原因がはっきりしたということですので、それに対応して解決することができます!

「気虚体質」→血流がつくれない
「血虚体質」→血流が足りない
「気滞 瘀血体質」→血流が流れない

ほとんどの女性がこの3つの体質のどれかに当てはまっている、もしくは複数の体質をもっており、それぞれの改善策を簡単に表すと以下のようになります。

「気虚」の改善:食べること
(おなかをすかせておいしくごはんを食べる)

「血虚」の改善:眠ること
(ぐっすり眠って気持ちよく目覚める)

「気滞 瘀血」の改善:動くこと
(体を動かし呼吸をしてゆったり楽しく生きる)


自然のリズムで一日を暮らす「子午流注」で血流を整える

「子午流注」とは、漢方の体内時計のことで、血流を生み出し、流れを良くすることで、健康で幸せな暮らしを営むための考え方です。
(「子午」…時刻、「流注」…体内の血や気の流れ)

まず睡眠を整えたうえで、一日の自分の生活を体がもっている「本来のリズム=体内時計」に合わせると、健康度が高まり、病気もしにくくなります。

ひとの体や心は自然のリズムに影響を受けています。この自然の影響を無視して、時計にだけ合わせて暮らしてしまっていることが、生体リズムを狂わせ、さまざまな不調を生み出す原因の1つになっています。

もちろん、社会生活は時計の刻む時間どおりに行われるため、季節や太陽の動きに合わせた生活を送ることは難しいですが、自然のリズムを自分の今の生活に少しでも取り入れると、体も心もずっと楽に生きていくことができます。

【5~7時 大腸の時間】
朝1杯の水で快便をめざす

【7~11時 胃と脾の時間】
朝ごはんには味噌汁で「血流たっぷり」に
(他にも、朝ごはんに取り入れたい「血流たっぷり」食材は、
にんじん・ほうれん草・鶏肉・卵・干ししいたけ・山芋・黒ごまなど)

【11~15時 心と小腸の時間】
昼寝が長生きと健康にいい

【15~17時 膀胱の時間】
慢性病の予防・改善には「背骨ストレッチ」

【17~19時 腎の時間】
血の不足は人体のオーバーヒートを招く
(前述の「血流たっぷり」食材と合わせて、豆乳・豚肉・トマト・れんこん・きくらげ・レモン・貝類・番茶・緑茶など、うるおいを補う食材も取り入れるのがおすすめ)

【19~21時 心包の時間】
眠りへの準備として心をメンテナンスする

【21~23時 三焦の時間】
「はちみつ生姜レモン」が血流をつくる
(もし手に入るのなら、生姜の代わりに「乾姜」を使う方が良い)

【23~1時 胆の時間】
23時までに寝ると絶大な効果が得られる

【1~3時 肝の時間】
熟睡が血流をつくり、浄化する

【3~5時 肺の時間】
一日は呼吸から始まる


熱帯並みの日本の夏は、血流不足に大ダメージ

この章では、春夏秋冬の四季を、さらに細かく二十四に分けた「二十四節気」をもとに、ちょうどこの記事を書いている夏の時期(7~8月)の養生法や血流の整え方をご紹介します。

日本の夏は、暑いだけでなく、湿度も高い不快な状態が続くため、「世界十都市ジメ暑ランキング」では、4位に大阪、5位に東京がランクインしています。
(ちなみに同率1位がバンコクとジャカルタ、3位がカイロです。)

※「ジメ暑指数」…単純な気温の暑さだけでなく、湿度の高い状態を表すために日本気象協会が新たに定義した指標

【小暑 7月7日頃】 暑さと湿気は夏野菜で追い出そう!
暑くなると熱中症になる人、また脱水症状から血管が詰まる病気を引き起こす人が増えます。
予防法として大切にしたいのは食事です。
きゅうり・なす・トマト・スイカといった夏野菜をたっぷり食べることで、暑さから身を守り、むくみを追い出し、同時に湿気による体内ヘドロを防ぐことができます。
【大暑 7月22日頃】 太陽が妊娠力をアップする
「土用の丑の日」に食べる習慣のあるうなぎには、生殖機能に非常に重要な働きをするビタミンDが多く含まれています。
ビタミンDは十分に太陽の光を浴びていれば、体内で作ることができますが、極端なUVケアによってビタミンDを作れなくしてしまっている人もいます。
ビタミンDは女性だけでなく、男性にとっても重要で、男性ホルモンの生成を促すため、夫婦で一緒に太陽の光を浴びるのがオススメです。
【立秋 8月8日頃】 前半と後半で乾燥対策が変わる
前半の「暑さ×乾燥」対策には、体の熱をとる食材と体にうるおいを与えてくれる食材(れんこん・きゅうり・トマト・白ごま・黒ごま・梨・りんご・牛乳・豆乳・豆腐・貝類など)を組み合わせてとるのがオススメです。
後半の「寒さ×乾燥」には、体を温める食材と体にうるおいを与えてくれる食材(もち米・米・はちみつ・生姜・ねぎ・鶏肉・梅・パイナップルなど)を組み合わせるのがオススメです。
【処暑 8月22日頃】 旬の果物で夏バテを癒す
このころ旬を迎える梨・ぶどう・桃・イチジクには、体をうるおす効果の高いものが多くあります。
食べることで体の養生になり夏バテの滋養にもつながるので、ぜひ積極的にいただきましょう。
ただし、果物の果糖は太りやすいので、朝や昼の動く時間に食べるなど、食べる時間や量には気を付けましょう。

他の季節も気になった方は、ぜひ「血流がすべて整う暮らし方」を手に取ってチェックしてみてください!


最後に

今回は、「血流がすべて整う暮らし方」をもとに、男女問わず、今日からすぐに取り組みやすそうな情報や、これからの時期に役立ちそうな情報を中心にご紹介しましたが、いかがでしたか?

この本のポイントを簡単にまとめると、このようになります。

血流を増やして体と心を整えるための大原則
・おなかをすかせて美味しくごはんを食べること
・ぐっすり眠って気持ちよく起きること
・体を動かして楽しく生きること

今回は、取り上げませんでしたが、漢方の考えのもとになっている「陽と陰」の話や、女性の月経周期に合わせた過ごし方なども書かれていますので、気になった方はぜひ手に取ってみてください!


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

「この記事を読んで良かったな」
「自分も自然のリズムを取り入れた生活をしてみようかな」
と少しでも思っていただけたら、
「スキ♡」やコメントをいただけると嬉しいです☺

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