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中小企業の「銀行交渉と資金繰り」完全マニュアル

①どんな本か
資金繰りに困らないための知識や銀行との交渉術について解説した本

②なぜこの本を読んだか
・本屋でタイトルが気になり目次を見たところ内容に引かれたから

③どんな方にオススメか
・経営コンサルタントの方
・中小企業で経営に携わる方

④感想
 まず初めに言います。めちゃめちゃ良書です。。。会社を経営していく上で銀行との付き合いは必ずあり、時には資金繰りに苦しくなって融資に頼る場面もあると思います。本書では資金繰りに苦しくならないため事前に持っておきたい知識から、苦しくなった場合における銀行との交渉方法、さらにはリスケや倒産した後についてまで解説されています。実際の事例や図が多用されており、450ページ弱とページ数は多いものの非常に読みやすいです。また、上記内容に加え銀行との付き合い方(一行ではなく複数行、適時情報開示)、ここ2、3年話題になっている経営者保証解除も触れられています。情報量が多く社長1人で全て吸収することはなかなか難しいと思いますので、コンサルタントの方が内容を全て吸収できれば社長のパートナーになれると感じた1冊でした。
 銀行との付き合い方(融資)に関しては、過去に「銀行からの融資 完全マニュアル」という本も紹介しています。こちらの本と今回紹介した本の2冊があれば、財務や銀行融資に関する知識はまず問題ないと思います。

⑤本書を参考に今後行うこと
・本書のフォーマットをベースに自分でも資金繰表を作成する
・定期的に読み直す

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