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「タニモク」してもらった結果…

「タニモク」って知っていますか? 私は周囲から頂いたタニモクを「そうかな~?」と思いつつ、トライしてみたら結構いい結果につながった!という実感があるので、今日はタニモクについて、noteしてみます。

「タニモク」というのは・・・「他人に目標を立ててもらうこと」    これを略して 「タニモク」 と言うのだそうです。

私がキャリアコンサルタントになったのも、振り返ってみると「タニモク」というか、周囲の方からのアドバイスがきっかけでした。私は最初は地元九州の大手企業(観光業)に就職し、東京からきたコンサルタントさんに出会って「マーケティングを学んでみたい!」と思って上京を決意。もちろん、勉強だけに専念できるほど貯金はなかったので、働きながら・・が前提で、最初の転職をしました。転職先は社員数名のベンチャー企業で社長は女性でした。1年目は良かったのですが、2年目になると新たなサービスがうまく生み出せずにあっという間に厳しい状態になり・・・。また転職をせざるを得なくなりました。

そして2度目の転職。ここでもマーケティングにこだわりたかったので、「マーケティング」を仕事にできる会社に転職しよう!と決意。自分の経験とスキルで、未経験でも入れる会社を選び、転職しました。

その会社では8年ぐらいお世話になりましたが、地方転勤が多い時期に差し掛かってしまい、その頃に私は結婚したので寿退社という感じで退職し、2ヶ月後に大手金融企業に転職しました。

振り返ってみると、観光ビジネス ⇒介護ビジネス(コンサルティング)⇒テレマーケティング⇒金融と、全く違う業界に転職をしてきています。ベンチャー企業以外はどの企業でも5年以上勤めていました。転職する時は、早期就職がポイントなので、いつも3か月以内に転職先を決めていました。

こんな経験をしてきた私だったので、以前の会社の同僚から「どうやって転職活動しているの?」とか、「企業選びはどうしているの?」とか、「転職考え始めたんだけど、どう思う?」という風に転職に関する相談を受ける機会が少しずつ増えていきました。たまには大学生の就職活動のお手伝いもしていました。

相談に乗る時は、私が3回の転職活動の中で準備していたこと、企業を選ぶ時に考えていたことを説明しつつ、その方の強みを確認しながら企業が求める人材像や、企業の価値観とマッチしているか?を私なりの視点で一緒に分析して、フィードバックしていました。もう心がある程度決まっていて、誰かに背中を押して欲しい人には、お話を聴きながら、リスクをどのくらい想定できているかだけを確認していました。

すると、相談してくれた人から「その視点はすごく参考になるから、こういう仕事向いてるよ」とか、「プロになれるよ!」と言ってもらえるようになりました。自分では転職する人はみんなやってるんじゃないかな~と思っていたので、そこにそんなに価値があるとは思っていなかったのですが、初めて転職しようとする人からすると、3回の転職を経験して、年齢が上がっても短期間で次を決める私は、経験値のある先輩にあたる訳です。

だから、私にとっては普通だと思っていた経験が初めての人には役に立つものなんだと気づき、これは活かせるのかもしれないと考え、キャリアコンサルタントの国家資格を取りました。まだ自分の経験値に半信半疑だったので、せめて何か資格でもないとお金をもらうのはちょっと・・・と思っていたのです。無事に資格が取れて、キャリアコンサルタントとして仕事をする!と決めて動き始めてみると、意外とお役に立てる場所が見つけられるようになりました。

自分のことは自分が一番良くわかっている・・と思っていても、そうではないこともあります。特に自分の独自性や強みって自分では気づきにくいことがよくあります。当たり前だと思ってやっていることが多いですから。

本来の「タニモク」の意味とは少し違っているかもしれませんが、環境が異なる(同じ会社の人ではないなど)3人以上の方から「貴方はこれが向いている」と言われることがあったら、ぜひそれは一度トライする価値があると思います。もし、自分では見つけにくいよ~という方がいたら、誰かに、私の強みって何だと思う?  と聞いてみて下さい。もちろん、私もお手伝いします(^^)。

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