見出し画像

開発コスト半減!育休中にベトナムでアプリ開発した話

こんにちは。manoです。
前回の記事に反響をいただき、X経由でDMをもらったりして嬉しい限りです。読んでくれる方がいるんだと思うと、また書いてみようと思うものですね。
今回は、コストを抑えたプロダクト開発(MVP開発)について書いてみようと思います。


スタートアップの世界では、限られたリソース(予算)と時間の中でいかに迅速かつ効率的にプロダクトを開発するかが鍵だと思います。作るプロダクトがカスタマーに受け入れられるか分からない中、多額のコストを開発費用に投じるのは勇気がいることでしょう。ピボットしてプロダクトを何度も作り直すこともあるかと思います。

そこで、限られた予算で開発を行わなければならないスタートアップ・ベンチャーだからこそ、オススメな開発手法をご紹介します。
それはオフショア人材を活用した開発手法です。今頃、オフショア開発?と思った方と多いかもしれません。一昔前に流行ったし、言語の壁でハンドリング難しそうだし人によってはあまりいいイメージないかもしれませんね。

しかし、うまく活用すれば、開発費を2/3もしくは半額まで下げられる可能性があります!
(円安ですが、それでもオフショア人材の方が同じ技術レベルで安かったりするんです。。。)

私自身も、自社アプリをベトナムのオフショアで育休期間中の4ヶ月で開発しました!
興味ある方はぜひダウンロードして触ってみてください。

FlutterというiOSとAndroid両方のプラットフォームへデプロイできるフレームワークで開発を行ったのですが、大きなバグを生むことなく無事リリースすることができました。

掛かった費用は約500万円くらい
日本で開発を行っていたら、これの2倍~2.5倍くらい掛かると思います。
(制作会社に外注したらもっと掛かるかも)

なんでこんなに安く開発できたのか、そのノウハウを共有しようと思います!

開発プロジェクトの始まり

まず、どういう状態でこの開発プロジェクトが始まったのか。
それは私がリクルートに在籍中で育休をいただいている時でした。私の想いベースで始まったこのプロジェクトは、当然予算は全て自費ですし、チームも私一人だけでした。(プロダクトへの想いの部分はまた別記事で書きます。)

開発会社とフリーランスの選択肢

iOSとAndroid両方でリリースしたいという欲張りな願望を持っていたのですが、まず開発会社だと予算が低すぎて取り合ってもらえません。国内で予算に合うフリーランスのエンジニアさんを探しますが、なかなか見つかりません。最終的には友達のエンジニアに相談しながらFlutterを一から勉強して自分でコードを書いて開発しようとしたくらいです。
ただ、私はエンジニアでもないのでやはり無理でした。

オフショア開発への転換

なので、思い切って海外に目を向けて見ることにしました。オフショア開発という言葉はなんとなく知っていたのですが、同じようにやったことがないため不安に思っていました。
たまたま、良いオフショア会社さんに巡り会うことができ、良いエンジニアさんを採用することで問題なくリリースまで漕ぎ着けることができたので私の経験ベースでオフショア会社の選び方やプロジェクトの進め方などをお伝えしようと思います。

さて、オフショア開発を始めるにあたって、まずはしっかりとした準備が必要です。これが成功の鍵になります。以下、私が実際に経験して感じたポイントをいくつか紹介しますね。

オフショア開発のノウハウ

1.1 明確なプロジェクト計画を立てよう

まず最初に、何を作りたいのか、そのゴールをはっきりさせましょう。どんな機能が必要で、いつまでにリリースしたいのか。これを曖昧にしちゃうと、後で大変なことになります。私も最初は大まかにしか考えてなかったけど、細かく計画を立ててからはスムーズに進みました。

1.2 予算はどのくらい用意できるか?

次に、予算です。お金の話は避けて通れません。オフショア開発はコストが抑えられるとはいえ、それでも予算の見積もりは重要です。予算に応じて、開発する要件や機能を絞る必要が出てきます。すべての機能を最初から盛り込むのは難しいかもしれませんが、MVP(Minimum Viable Product)として最低限必要な機能に絞ることで、予算内での開発が可能になります。

1.3 どの技術を使うか?

次に、どの技術を使って開発するかを決めることも大事です。技術に詳しくない方もいるかもしれませんが、ここで選ぶ技術はプロジェクトの成功に大きく影響します。例えば、今回私が使ったFlutterという技術は、一度の開発でiOSとAndroidの両方に対応できるというメリットがあります。これによって、二重に開発する手間と費用を省くことができました。でも、どの技術が一番合うかはプロジェクトによって異なります。もし迷ったら、開発パートナーと相談して最適な技術を選びましょう。

1.4 コミュニケーションが命

オフショア開発では特にコミュニケーションが重要です。言葉の壁もあるし、時差もありますからね。私はSlackやZoomをフル活用してました。毎週定期的にミーティングを設定して、進捗確認を欠かさず行いました。また、仕様の齟齬が出ないように、定期的に詳細な確認を行うことも重要です。プロジェクトが進むにつれて、認識のズレが生じることがありますから、定例ミーティングで細かい点まで確認するようにしましょう。

1.5 パートナー選びは慎重に

最後に、信頼できるオフショア開発パートナーを見つけることが最重要。これが全てと言っても過言ではありません。私はベトナムの会社を選んだんですが、これが大正解でした。ベトナムのオフショア会社には、日本の企業での経験があり、日本語能力と技術力に優れたエンジニアが多いのが特徴です。過去の実績やレビューをしっかり確認して、信頼できるパートナーを選んでください。

まだまだお伝えしたいことはたくさんありますが、まずはここまでが抑えておくべき基本的なポイントです。

さいごに

オフショア開発を通じて成功裏にアプリをリリースできたことが評価され、多くの企業からオフショア開発に関する相談を受けるようになりました。その結果、現在ではオフショア開発の受託業務も手がけています。

特にスタートアップや中小企業の皆さん、コストを抑えつつ高品質な開発を目指しているなら、私たちの経験とノウハウがお役に立てると思います。オフショア開発には独自のチャレンジがありますが、適切な準備と管理をすれば、大きな成果を上げることができます。興味がある方は、ぜひ一度ご連絡ください。一緒に成功を目指しましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?