本音の言葉
「あ、この言葉は心の底から出てきた本音の言葉だ」と感じることがあります。
例えば、小説の一節でも、音楽の歌詞でも、人から言われた一言でも、それは様々な時にあることです。
「この流れでこの言葉が出てくるのは、適当にありふれた事を言っているのではないな」、「経験や実感を元にした、この人自身の言葉だ」と感じること。
そうした言葉に出会った時には、その時に心が動かされるだけでなく、何かがあった時に思い出すような、大切なものになります。
それを気付くきっかけになるのは、「無難に過ごすなら言わなくても良いのに、あえて言葉にした」と分かる時だったり、「それを言ったら、言った人自身もその言葉を誤魔化せない」と伝わる時だったり。
つまり「覚悟を決めて言葉にした」と言う事が伝わる時に、本音として感じるのだと思います。
特に、そうした決意を何度も重ねて、さらに深めてきた事の結果に出てきた言葉。
嘘の無い決断を一貫性を持って積み上げてきた事が伝わる言葉。
そうした言葉が「本音の言葉」として伝わるのではないかと思います。
※蛇足ですが、一般論ではなく自分自身にとって、何かがあった時に思い出されるような「本音の言葉」が何なのかを思い返してみると、最初に浮かんだのは「未来によって過去は変えられる」でした。
実際に、その言葉に嘘が無かった事を経験したことは何度もあり、それはこれからもそうだと思います。
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