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没入感・「らしさ」の鍵は、背景か

紫陽花を雨やくもりの日に見たい!
そう思えてならない今日このごろです。

5月半ば


数日後の同じ場所


眩い日の光を浴びる姿も、もちろん素敵です。
ただ、どんよりした曇り空や降り注ぐ雨の中の方が、紫陽花たちはどこか生き生きとしている…。
そんな気がしてしまいます。


つい先日、大塚国際美術館を訪れた際も、似たような感覚を覚えました。


他よりも、この美術館で見る方が作品に浸れる気がする、と。



理由を考えながら、鑑賞後に購入したJTBのMOOK 『るるぶ 大塚国際美術館』を読んでいたところ

展示室の壁は展示作品の重さに合わせて設計されている

志田典子(編)  (2023).  
JTBのMOOK 「るるぶ大塚国際美術館」
JTBパブリッシング p.22


との記載があり、ふと気づきました。


飾る壁の色や柄によって、作品の魅力が引き立てられているのでは?

企画等で作品を増やす・移動することはあっても、この美術館の作品は常設展示。
となれば、各作品に合うような壁にしたのではないか、と。


壁もわかるように撮影したもの(一部)がこちらです。














また、館内には椅子がたくさんありますが、近くの作品に合ったものを設置しているところも。



作品をただ展示するのみならず、壁や椅子などにもこだわる。
周りからも雰囲気を作り出し、人々の目を惹きつける。

そうして、作品の世界観にスッと入り込めるようにしてくれているのかもしれません。

常設展示の美術館という特徴が、存分に活かされているなと思いました。


天気によって紫陽花が違って見える要因には、光の加減や背景の影響もあるかもしれませんね。


雨の日は、なんとなく憂鬱、外へ出たくないという方も少なくはないでしょうけれど…。

見頃になってきた紫陽花を探しにお散歩をしてみると、少し気分が変わるかもしれませんよ。

また、ここではほとんど紹介できておりませんが、大塚国際美術館にはたくさんの魅力が詰まっています。

・美術館が好き!
・博物館が好き!
・〇〇展が好き!
・美術が好き!
・歴史が好き!
・旅行が好き(国内・海外問わず)!
・お出かけ先に迷っている!
・非日常を味わいたい!

という方には特にオススメです。

上記に該当しない方でも、日常生活にはない刺激を受けに、足を運んでみてはいかがでしょうか。


私は何年も前から行きたいと思っており、ようやく訪れることができましたが…。
1日では、まったくまわりきれませんでした。



行ってみたいスポットが増える。
行ってみたいスポットが、もう一度行きたいスポットへと変わる。

ともに、日常生活を頑張ろう!という励みにもなるなぁと気付かされたのでした。


※当記事は、下記企画への参加記事です。

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