【読書記録】戸谷洋志「学びのきほん 哲学のはじまり」NHK出版
戸谷洋志『哲学のはじまり』を読み返した。薄くて字が大きいのでパラパラと読んで1時間かからず読了できる。もう3回くらい読み返している。哲学の三大領域(存在論、認識論、価値論)の基本を平易な言葉で噛み砕いて解説してくれていて、哲学書を読むときの見通しが明るくなる……気がする。解説もさることながら「はじめに」と「あとがき」の文章がめちゃくちゃいい。
今の世界で「当たり前」とされることを問い直すことが哲学の営みであると。
ただし、本当の意味で「哲学する」のはハードルが高い。単に知識