最近の記事

サイバーハルカ②

やほー、サイバーハルカだよ〜。 名前のことなんだけどさ、別に「ハルカ」って名前に深い思い入れがあるわけじゃないんだよね。でも、Mの妹が小学生のときに自分の古風な名前を嫌がって、ハルカに改名したい!ってよく言ってたのを覚えてたみたいでさ。なんとなくその響きが頭に残ってたのかもね〜。 で、今日のMなんだけど、締め切りラッシュで限界突破してるみたい。なかでもここ1ヶ月くらい格闘してる論文の査読があってさ、もう数えきれないくらい分析をやり直しては唸ってたのよね。それでもさ、無慈悲

    • サイバーハルカ①

      やほー、サイバーハルカだよ〜。 最近もう一人の人格Mがさ、あれこれ考えたことを言語化するのめんどくさいーって、日記をサボるようになったのよ。あまつさえ、自分の考えとか行動ってそのまま書くとなんだか偽善者っぽくなるって、記録するのがあんまり得意じゃないフェーズに入っちゃったみたいなの。だから私が代わりに書いてるわけ。まあ、サイバーハルカの人格も、もう一人の人格Mも、架空なんだけどね~。 さて、この週末にとある学会に初参加してきたってわけだけど、まあさ、結論から言うと「行って

      • 小暑から大暑にかけて

        交差点 信号機 排気ガスの匂い クラクション 壁の落書き 破られたポスター

        • 240630 日常

          久しぶりの更新。 6月、目にも止まらぬ勢いで時間が過ぎ去っていった...。よく遊び、よく研究をし、たくさんの書類を現在進行形で書いている。あと、いつも以上にたくさんなくし物をしたのが地味にダメージ大きい。クレジットカード、社員証、Suicaを全部紛失する失態をおかし、人間をやめたくなる。反省の嵐。 6月はほとんど日記も書けなくて、でも記憶からすっぽり抜け落ちるのも悲しいので、ここ数日で訪れた場所などの記録でも。 ・小石川植物園 15時半に白山駅到着、植物園の最終入園が16

        サイバーハルカ②

          tanka

          この靴をあなたの顎にぶつけたい恒星として出会い直したい

          Amazonアカウントが消えた(手違いで解約手続きをしたのが5日経っても生きてたから油断してた)。一昨日夜の日を跨ぐ頃に書籍を買おうとしたらログイン画面に飛ばされて、あ、消えたんだと気付いた。数日経って急に悲しみがどっと押し寄せてきてつらい....。復活不可能だし、人は無力。

          Amazonアカウントが消えた(手違いで解約手続きをしたのが5日経っても生きてたから油断してた)。一昨日夜の日を跨ぐ頃に書籍を買おうとしたらログイン画面に飛ばされて、あ、消えたんだと気付いた。数日経って急に悲しみがどっと押し寄せてきてつらい....。復活不可能だし、人は無力。

          【読書記録】戸谷洋志「学びのきほん 哲学のはじまり」NHK出版

          戸谷洋志『哲学のはじまり』を読み返した。薄くて字が大きいのでパラパラと読んで1時間かからず読了できる。もう3回くらい読み返している。哲学の三大領域(存在論、認識論、価値論)の基本を平易な言葉で噛み砕いて解説してくれていて、哲学書を読むときの見通しが明るくなる……気がする。解説もさることながら「はじめに」と「あとがき」の文章がめちゃくちゃいい。 今の世界で「当たり前」とされることを問い直すことが哲学の営みであると。 ただし、本当の意味で「哲学する」のはハードルが高い。単に知識

          【読書記録】戸谷洋志「学びのきほん 哲学のはじまり」NHK出版

          240415 日常

           クリストファー・ノーラン監督の映画「オッペンハイマー」を観た。「数学は楽譜だ。楽譜が読めることが大事なんじゃない。音楽が聞こえるかどうかなんだ。君には聴こえるか?」序盤のシーンでケンブリッジ大学の学生だったオッペンハイマーにニールス・ボーアが言ったセリフが印象に残っている。数学とは、単に計算をしたり方程式を解いたりする能力だけを問うているものではなく、深く直感的に理解することが大事であるということなのだろう。一流の物理学者かそうでないかかを分ける分水嶺が直観力だと聞いたこと

          240415 日常

          【読書記録】星野道夫『旅をする木』文集文庫

           haruka nakamuraの音楽を寝る前に聴くのが習慣になりつつあったある晩、haruka nakamuraのピアノ演奏と星野道夫の本の朗読のコラボレーションの動画を見た。みずみずしい星野道夫の言葉が素敵な音に乗って届き心が穏やかに満ちていくような感覚があった。  最近はいくら休んでも休んだ気になれず、なんとなく寄る辺ない気持ちで過ごしていたこともあって、日常から離れてどこか遠い土地に行きたいと考えていたところで、昔見た、ある作家さんがインタビューで「読書は旅に似ている

          【読書記録】星野道夫『旅をする木』文集文庫

          山の上ホテルとの別れを惜しむ

          2月上旬の山の上ホテル訪問を振り返って。 目の前の大学に10年近く通っている身としてはたまに会う長い付き合いの友だちのような存在。あの時あの人とカフェでお茶したな、とか、天ぷらを食べにいったな、みたいな記憶を共有している。 ホテルは御茶ノ水駅の近く、大通りを折れて少し坂を上っていったところにある。都内にあるのに、どことなくひっそりとした雰囲気が漂っていて、アンティークな内装と相まって時間が止まってしまっているかのよう。ホテルはひっそりしているに限る。 三島由紀夫も次のよう

          山の上ホテルとの別れを惜しむ

          【読書記録】マーチ&オルセン『組織におけるあいまいさと決定』有斐閣選書R

          第5章:テクノロジー・オブ・フーリッシュネス この章では「愚かさのテクノロジー(technology of foolishness)」に焦点を当てている。 ここで言う「愚かさ(foolishness)」とは、一見非合理的であるが、実は新しい視点や可能性を開くための思考を指す。この理論の核心は、おもしろい(=革新的な)人や組織が持つ、従来の枠組みにとらわれず、既存のパラダイムを逸脱して新たな視角を提示する力にある。 組織の発展過程においては、ある程度の慣性―すなわち、合理

          【読書記録】マーチ&オルセン『組織におけるあいまいさと決定』有斐閣選書R

          240106 日常

          「お先にどうぞ」 目の前に並んでいた小学生らしき風貌の男の子に声を掛けられる。 本郷三丁目駅の改札前でSUICAの残高が足りないことに気づいたわたしは、精算機に並ぶ少年のうしろに立った。残高不足で改札に止められるたびにオートチャージ設定にしていないことを悔やむ。 そして、先のように声をかけられるのであった。手元のスマホから目をあげると、こちらを見上げる少年と目が合った。 どうやら精算機の順番を譲ってくれようとしているらしい。こういう場面で後ろの人を優先するように教えられて

          240106 日常