「普通」じゃないことが「特別」だと信じていた。②

こんにちは、いけだまやのです。初めて投稿した記事に反応があってとっても嬉しいです。色々迷いながらでしたが、noteをはじめて良かったです。

さて、高校に入学して自分の特性って何があるんだろうと感じるようになりながらも、すぐに見つかるわけでもなく、まあけどこんなもんか、楽しいし、勉強も思ったより難しくないし、、、というか頑張ったらそこそこ良い順位取れそう。やってみっかな。となるにも少し時間がかかりました。今回は高校の時の話を中心に書こうと思います。

高校入学が決まったは良いけども、たぶん皆さんが想像している高校生活とは離れている環境だったと思います。高校の隣には牧場があって、夏は暑さを取るか臭いを取るかの戦いでしたし、バスで片道1時間かけて、放課後は部活が終わって帰ればもう21時過ぎ、制服で遊ぶなんて数えるくらいしかありませんでした。

入学してすぐに同じクラスのことLINEでいざこざがありまして、高校なんて辞めてやる事件が起こりました。今の私が考えると本当にくだらないなと感じるやり取りでしたが、まだまだ中身が中学生だった当時の私からすると心が折れるには十分すぎる出来事でした。入学して2日目にはもう学校に行かず、親とも話していた時に家電が鳴りました。高校の担任からの電話でした。ドラマみたいな展開です。

”きっとめんどくさい生徒が入ってきたなって思ってるんだろうな””どうせ学校来いって言われるだけなんだろうな”と思っていたんですが、言われた言葉は「俺は期待しているからな」私の何を知ってそんなことを言ってきたのかは謎でしたが、こんな言葉にひょいと救われるくらいに純粋でした。

ここから、いけだまやのの大躍進。冒頭にもあるようにやってみっか。になります。だけど、そうなれたのも頭が良い高校ではなかったので、そもそもやってこなかった私が少しまじめに取り組んだら結果がすぐに出るのは明らかでしたし、きちんと言葉にして評価してくれる先生がいたというのも大きかったです。

「特別」でいなくても「普通」じゃなくても良い。けど何か欲しい。私だけの個性が欲しい。けど、それが分からない。

そうした中で、進路を決めるときがきます。中学の時はなげやりだったので行ければどこでも良い、むしろ行けなくても良いやとさえ思っていたので、はじめてちゃんとした進路選択をすることとなります。

そんな時、大学生活のも大きく繋がる大きな出会いをすることとなります。紆余曲折ありながらも、今の大学を第一志望にすることとなりました。ちゃんと学校生活を送ってある程度の成績を取っていれば、入るのはあまり難しくは無かったかもしれません。だからといって、絶対に入れる保証はなかったですし、不安もありました。

それでも夏休みは、夏期講習を受けながら終わると休日ダイアルの最終バスの時間まで学校に残って勉強をしたり、あんなに机に向かっていたのは初めてでした。そもそも大学進学する人が少なかったり、先生とコミュニケーションをとることが好きだったり(人によるけど)して、サポートはとても手厚くしてもらっていました。

もともと全校生徒合わせても300人いかないくらいの学校だったので、一人ひとりしっかりと向き合ってくれますし、担任の先生がコミュニケーションをしっかりと取るタイプの先生だったので、というか私の高校の先生方全員そういうタイプだった気がします。

だからこそ、私は再びこう思うのです。「やっぱり私は特別なんだ。」と。



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