映画レポ|『サマーフィーリング』人を亡くす波紋のような悲しみ
「お前ひとり死んだところで、この世界は何も変わりはしないさ」
…みたいなセリフを、よく悪役が言っている。
確かに、自分ひとり死んだところで…なんて個人的には思ったりもするが、どんな人でも必ず、どこかで誰かと繋がっているし、影響するものだ。
今回は、人を亡くす悲しみが新たな出会いを呼ぶ『サマーフィーリング』という映画を紹介する。
■あらすじ■三つの都市を舞台にした美しい夏映画今作では、ベルリン、パリ、ニューヨークという三つの都市を舞台にして物語が進む。季節はいずれも夏。