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映画レポ|『パーフェクトブルー』今敏作品のリバイバルを映画館で
今敏監督といえば、『パプリカ』などで有名。ずっと観たくて観たくて、再上映を知ったときから絶対観る!って決めてたやつ。
今回、〈マッドハウス50周年×公開25周年〉ということで、期間限定のリバイバル上映が決定しました。25年前ということは、まだ生まれてすらいない。それがまさか映画館で観られるなんて。なんという幸運!!!
9月28日までということなので、気になる方はお見逃しなく。
じゃないと、こんな風に☟後悔するぞ!
■感想(ネタバレあり)
とにかくめちゃくちゃ衝撃的。
たかがアイドル、されどアイドル。
彼女に群がる有象無象が襲いかかってくる。
これが今敏の長編映画初監督作品だというのだからヤバい。
今敏の世界観って時点でクオリティが高いのはわかってたけど、映像の重なり方とかがすごくて、いろんな震えが止まらない。
冒頭、ミマがステージに飛び出す瞬間と日常の切り替えが凄くて惹き込まれる。トラックの衝突とライブが重なってみえる衝撃のシーンも鳥肌。一体何を食って生きたらこんな思考になるんだ。
あと終始ホラー並みに怖いシーンも多いのだけど、特にエレベーターのシーン。怖すぎやろ。
鑑賞時は事前情報一切入れずだったので、情緒不安定だったら死んでた。エロもグロも盛り盛り。先端恐怖症の人は特に死、危ない。
中盤から現実と夢がぐるんぐるんになってくので頭狂いそうになるけど、最後はちゃんと考察の余韻も残しつつ、ケジメをつけてくれるところが最高でした。
いやほんと、再上映を企画してくれた人間…本当に本当にありがとうございます。これで、また一歩成仏に近づけました。
■今敏作品、全部観ちゃったよ
それなんだよな。
『パーフェクトブルー』からはじまり、『千年女優』、『東京ゴッドファーザーズ』、『パプリカ』。…もっともっとみたかったな。
個人的には『東京ゴッドファーザーズ』が観やすくて好きだが、まあ、全部好きだ。
心揺さぶられる生々しさがあるんだよな…なのに描写はファンタジックで、何度も見る忘れられない夢みたいな感じ。衝撃波を受けたのに痛くないみたいな感じ。例え下手か。
調べてみたらU-NEXTで『妄想代理人』というサイコサスペンスアニメシリーズがあるらしく、今度はそれを観ようと思う。Filmarksでも評価が高かったから楽しみだ。
■久しぶりになんか良い一日だったな
最近、なんかあんまり映画観れてなかった。
気づいたら「あれ、最近好きなことしてないな」って時期、あるよね。いまそれ。
やっぱり人気だったからか、ギリ朝の8時台にしか席が空いてなかった。こんな早起きはは久しぶり。9月下旬になった朝は涼しくて、歩いてて気持ちいい。観終わったらカフェに入り、紅茶を飲みながら映画レポ用に感想を書く。
まあ、好きなことがなんかできない時期ってあるけど、また戻ってくれば良いんだよね。
飲み終えて外に出たら、案の定めちゃくちゃ暑くて朝の清々しさが嘘のよう。猛烈な眠気に襲われたので倒れて死ぬ前に帰って寝ました。
ということで、おしまい。
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