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夏の思い出2022~信州鈍行旅行の話~

気付けば夏が、終わってました。
本当は、もっと早く書くはずだったのに!

以前の記事で書いた、一度はやってみたかった「青春18きっぷ」の旅。
実は8月中旬ごろから体調が良くなってきたので、思い切って青春18きっぷを買って挑戦してみました。
8月下旬に2回分を使って長野県に行ってきましたので、今回はそのことについて書いていきたいと思います。
(もしかしたら記事1回じゃ終わらないかもしれません。)

私にとって貴重な経験でもあった、書き残しておきたい一夏の思い出。
これから信州一人旅を考えている方にも、「あ、ここ注意した方が良いんだ。」と計画の役に立ててもらえればと思います。

今回の旅行計画

体調も考えて1泊が限界かな、と思い、あまり遠くは行けないことからも、今回は首都圏脱出を目的に、旅行先をリサーチ。
そして一度は行ってみたかった「奈良井宿」を目的地に、旅行の工程を組み立てていきました。
旅行の予定はこんな感じ。
都合上、中央線の高尾駅からの紹介となります。

1日目
高尾→塩尻(乗り換え)→奈良井
奈良井観光
奈良井→松本
松本宿泊

2日目
プチ松本観光
松本→上諏訪
諏訪大社上社(本宮、前宮)観光
上諏訪→小淵沢(乗り継ぎ)→高尾

本当は、2日目に信濃大町まで行って黒部ダム観光も考えていたんですが、さすがに時間が足りなさすぎたので、今回は断念。
そして鈍行電車で注意なのが、塩尻⇔奈良井間の電車本数の少なさ!
時間帯によっては2時間に1本の頻度。
奈良井宿を電車で行こうと考えている方は、注意が必要です。
必ず時刻表とにらめっこしながら計画を立てた方が良さそうです。

ということで、塩尻駅13:08発の中央本線に確実に間に合わせるため、少し時間に余裕を持って出発しました。

高尾~甲府

中央線の東京⇔高尾間は利用される方も多いと思いますが、高尾から先は乗客数もぐっと減り、車窓の景色ものどかになってきます。
高尾から先に行くのは私も久しぶりだったので、物凄くワクワクしていました。

高尾から甲府まで、ボックス席独り占め。テンション上がりました。

遅延等のトラブルを考慮して早く出たこともあり、甲府駅で乗り継ぎまでに1時間ほどの待ち時間が発生しました。
せっかくなので、駅周辺でぶらつけるところがあるかな…、と急遽調べていたら、徒歩10分ほどの場所に良いところが!

甲府市役所です。

甲府市役所の10階に展望台があるそうだったので、行ってみることにしました。

展望室。ベンチまでありました。
高いところがあれば、昇りたくなってしまう。

この後晴れるのですが、この時は生憎の曇り空。
ただ、タワーや展望台が好きな私としては、満足なロケーション。
見晴らしも良く、景色を満喫して駅に戻ったら、丁度良い時間になっていました。

甲府~塩尻~奈良井

甲府土産に後ろ髪を引かれつつ(信玄餅が本当においしそうだった…)中央本線に乗車。
甲府から先は乗車したことがなかったので、食い入るように車窓を眺めながら塩尻駅まで向かい、ここでも乗り換えとなります。
乗り換えまでにこの駅でも少し時間がありそうだったので、駅を散策。

塩尻駅には、なんとブドウ園がありました。
しかも、結構ちゃんと実が生ってる!

と、ここで大誤算!
実はこの後乗車予定の「中央本線 中津川行き」が既に来ていました。
てっきり塩尻駅始発と思っていたのですが、どうやら松本駅始発だったようで、2両編成だったこともあり、既にほぼ満席状態。
(どうやら塩尻駅での停車時間が長いようです。)
何とか1席見つけて座ることができましたが、この路線で確実に座りたい場合、塩尻駅での乗り換えは注意が必要になることを学びました。

塩尻駅から20分~30分ほどで、本日の目的地「奈良井宿」の最寄り駅:奈良井駅へ到着です。
ワンマン運転だったため、運転手さんに青春18きっぷを見せて下車。
(奈良井駅改札口での提示だと思っていたため、普通に素通りするところでした。声をかけてくださってよかった…)

どんより曇っていたのですが、奈良井に着く頃にはすっかり晴れていました!

ホームから駅舎に入ると、すぐに奈良井宿の観光協会があり、奈良井宿の地図を頂きました。
ついに念願の奈良井宿です!
駅を出て左にまっすぐ、3分と歩かないうちに、あの有名な景色が広がっていました!

初めて奈良井宿を知った写真と同じ構図で一枚。

1年ほど前にインスタの広告記事で奈良井宿を知ったのですが、当時その景色の美しさに一瞬で心奪われました。
その景色が今目の前に広がっている―――興奮を超えて、感無量、しみじみとした喜びで胸がいっぱいになりました。
この日は平日にも関わらずそれなりに人がいて、きっと土日は人気の観光スポットなんでしょうね。
お腹が空いたので、少し遅めの昼食をここで頂くこととしました。

松本市奈川地区名物の「とうじそば」を頂きました。

この日は少し涼しくて、長時間電車に乗っていたのもあって、温かいお蕎麦が食べたいな…、と思っていたので、「とうじそば」を注文してみました。
松本市奈川地区の郷土料理だそうです。
右上の竹籠のお玉みたいな物に蕎麦を入れて、鍋にしゃぶしゃぶしてから食べるのですが、これが美味しい!
そばと出汁がよく絡んで、温かくて優しい味でした。

実は、蕎麦のくさみ?みたいなのを強く感じるので、私は温かいそばはあまり好きではないのですが、これは本当に美味しかった。
元々冷たい蕎麦も好きではなかったのですが、以前長野で食べた蕎麦が美味しくて食べられるようになり、今回も「長野だからきっと大丈夫」と長野への信頼感(?)から思い切って頼んでみて正解でした。
最後は汗だくだったけれど、冷え切ってた身体も温まりました。

その後、鎮神社、長泉寺、上問屋史料館と巡り、木曽の大橋を見て、道の駅に寄って奈良井駅まで戻ってきました。

鎮神社。静かな境内で、ゆっくり時間が過ぎるような空間でした。
長泉寺。大天井絵の龍が見事。地域に根差すお寺でした。
上問屋史料館。明治天皇が昼食を召し上がった部屋が公開されてました。
木曾の大橋。アーチの下の部分の造りが美しかったです。橋上の景色も自然豊かで癒されました。
奈良井駅の駅舎は味がありました。

奈良井~松本

先ほどの塩尻駅での学びから、立っての乗車を覚悟していましたが、奈良井駅から塩尻駅の車中はやはり満席。
塩尻駅で座れたので、そこからはゆっくりと車窓を楽しみながら松本駅へ向かいました。
塩尻から松本間は、それまでの自然豊かな車窓と打って変わって、お店や住宅が増えてきた印象。
松本がこの地域の中心地であることを感じます。

松本駅。松本訪問は実は3回目ですが、電車で来たのは今回が初めてでした。

松本と言えば松本城。
ただ松本城は既に2回訪問歴があるので、今回は止めようかな…、と思っていたのですが、松本市のマンホールカード配布場所が松本城のすぐ近くにあったので、行ってきました。
入城時間は過ぎていたので中に入れなかったのですが、外からでも十分松本城の壮大さを感じてきました。

夕焼けに照らされる松本城も味があって素敵でした。

数少ない現存天守、国宝だけありますね。
3回行っても見飽きることなく堪能できました。

松本城訪問後にホテルへチェックイン。
松本での夜を迎える訳ですが、長くなりそうなので次回に続きます。


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