【短歌一首】 青き朝楓の若葉綾取れる風に駅への足取り軽し
短歌は天候鑑賞セラピー。二十四節気を味わう。
昨日5月20日(月)は、2024年の二十四節気では「小満(しょうまん)」。
天気は雨のち曇りだったたが、草木は雨も吸収してどんどん成長する。
朝仕事に向かうときに雨が降っていると少し気持ちが暗くなってしまうが、やはり晴れている日はそれだけで駅に向かう足取りが軽くなる。昨日は雨のち曇りであったが、この五月は雨と晴れが入れ替わり立ち替わり訪れる。
五月の新緑の中でも、楓は鮮やかな黄緑色と柔らかな葉叢が特に素晴らしい。見ているだけで気持ちがウキウキしてくる。
楓(かえで)は、カエルの手(かえるで)が語源と言われる。葉の形が掌(てのひら)の形でかえるの手に似ているから。
手のひらのような楓は、まるで指の間で綾とるように、隙間から光がこぼれてくる。楓が風にサラサラ揺れて、それに合わせて光と影も揺れる。この風景は五月の大好きな一コマ。
今年は「二十四節気」それぞれの言葉の意味とその頃の風景を、じっくり鑑賞していきたい。
猫間 英介
二十四節気「小満」の一つ前は「立夏」でした。
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