お誘いは快く

南「なんかしたいんだけど、なんにもできない」

瀬名「俺さぁ、出不精なんだけど。でもね、人からの誘いには結構乗るんだ。そうすると案外いいことあったり」

南「瀬名くんのいいことってなに?」

瀬名「別にたいしたことないけど。帰り道に、キレイな夕焼けが見えたりとか、そんぐらい。でも、家で寝てるよりかはマシでしょ」

会社の面接を落ち続け、誘われた新しい仕事をやろうかどうか迷ってる南に瀬名がかけた言葉。

木村拓哉、山口智子が主演し、最高視聴率36.7%を記録した大ヒット月9ドラマ、「ロングバケーション」でのワンシーンである。

当時、学生だった私は、ドラマで、この瀬名くんの言葉を聞いた時、「自分もちょっと行動を変えてみよう」と心に決めたことを覚えてます。

「何か誘われた時は、とりあえずその誘いに乗ってみよう」と。
あの時から忘れずに、ずっと大切にして、可能な限り実行してきました。

その結果、いろいろな可能性に出会うことができました。
いろいろな体験を通して、わたしという人間が出来上がってきたように思います。

また、私が幼い時に、ある人から教えてもらった言葉があります。

「人は人によって引き上げられ、その人の後押しがあって、次のステージに進むことができる」
「決して自分の力だけでは、なかなか次へいけるものではない。そして、自分だけで行けるところなんてたかが知れている。」
「上の人が、ちゃんと見ていて、コイツ、頑張ってるなと評価してくれた時、機会が与えられるものなんだよ。」と。

ロングバケーションの台詞が、幼少の時に聞いたこの言葉とリンクした瞬間でした。

ご縁を大切にし、眼の前にホイっと出された機会をどんなチャンスにするか。

その時、どんな言葉でそれを表現し、行動するか。
その初動が、その後の展開を大きく左右する。

私生活でも、仕事でも。万事、同じかもしれません。
すべて、その時の自分が決断し行動しているということ。

ちょっとした日々の心がけの積み重ねが、未来をつくっていくと信じてます。

久々に、20数年前の若かりし頃を思い出し、感傷に浸り、懐かしさを覚えた平成最後の月、4月でした。
令和も楽しもう。

今日は私の残された人生の第1日目だ。運命の初日としよう。多謝