RadioheadとOasisの違い
レディオヘッドとオアシスは、いずれも90年代前半にデビューした英国を代表するロックバンドである。
両者が比較されることは多いが、一般的にレディオヘッドが革新的で、オアシスがオーソドックスと見なされがちだ。
本当にそうだろうか?
今回は曲調に注目して比較してみたい。
レディオヘッドの曲には、似たフレーズが繰り返されながら徐々に展開されていくものが見られる。
"Bones"、"Let Down"、"No Suprises"、"Jigsaw Falling Into Place"などがそうだ。
バッハの器楽曲のような構造である。
一方のオアシスは、叙情的で伸びやかな曲が多い。
"Live Forever"、"Whatever"、"Wonderwall"、"Don't Look Back In Anger"などが好例だ。
シューベルトの歌曲のようである。
時代的に、バッハはシューベルトより古いので、オアシスよりレディオヘッドのほうが伝統的とも言える。
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