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数十年の孤独

NHK『所さん!事件ですよ』の孤独死特集を観た。

主に現役世代の孤独死や、自分が孤独死する不安をもつ若年層の話だった。


孤独死はよく問題視されるが、真に問題なのは死ぬ間際に孤独かどうかよりも、孤独な期間の長さだと思う。

数年間孤独でも、その後で人との繋がりが出来れば結果オーライだ。

だが、数十年に渡って孤独というのは辛かろう。

逆に数十年間は社交的で、晩年の数年だけ孤独ならばマシかもしれない。


あるいは数十年孤独でも、晩年の数年間に人と繋がれれば、それも結果オーライと言える。

しかしながら、そういうパターンは多くあるまい。

やはり「数十年の孤独」こそが真の問題なのだ。


イギリスでは世界で初めて「孤独問題担当国務大臣」なるものが誕生した。

それに続いて日本でも「孤独・孤立対策担当大臣」が設置されている。

大臣たちには、孤独の本質を噛みしめて職務を全うしてほしい。

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