読了!住野よる「よるのばけもの」
《粗筋》
夜になると、僕は化け物になる。寝ていても座っていても立っていても、それは深夜に突然やってくる。ある日、化け物になった僕は、忘れ物をとりに夜の学校へと忍びこんだ。誰もいない、と思っていた夜の教室。だけどそこには、なぜかクラスメイトの矢野さつきがいて……大ベストセラー小説『君の膵臓をたべたい』の著者が描く、本当の自分をめぐる物語。
《感想》
痛々しいほどリアルにいじめについて描かれていた。
なんでこんなリアルに"住野よる"は、いじめについて描けるんだろ。"住野よる"さんが過去にいじめを受けてなくて、この文章を描いたのならもう意味が分からないくらい天才だし、いじめを受けてたとして、こういったカタチでしっかりアンサー返してるのも強いし天才的だと思う…
またこうして自分は、小説からも、この世界にはいろんな考え、価値観の人がいるということを学ぶ。"読書"が義務教育になれば"いじめ"も無くなるんじゃないかななんて思ったり😅
「仲間意識。矢野たった一人を悪だとすることで生まれた、仲良くするための大義名分が、このクラスの中にはある。だから、いいクラス」(P88)
(2020/9/27)
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