相対的よりも絶対的

物事を相対的に判断しすぎない。
そのような考えに移行し始めた時、人生が明るくなり、幸せを実感し始めた。

生まれてから今まで、選択の連続であったが、その選択の基準は、「相対的によく見えるか」、「相対的に悪く見えないか」だった。

部活動は、恥をかくのが怖いから、競合の少ないマイナー競技を転々と選択し、結果熱中できずに退部。
大学は、ある程度偏差値が高く、有名という理由で選択。
就職先は、大手企業の中から選択。

自分はこれがしたい!絶対的な基準ではなく、いつも相対的な基準で人生を選択してきた。

結果として、不幸せになった。
ということでは全くないが、可もなく不可もなく、思考停止しながら日々を過ごしていたような感覚が続いた。

昇進する前職の同僚。
より先進的な企業で働く友人。
企業する友人。

相対的な物差しの自分だからこそ、自分より相対的に優れている人に出会う度、劣等感を感じた。

時間が過ぎていく中で、なんとなくこのままでいたくないという感情を抱きながらも、自分が何が好きで、何に熱中できるのかがわからなかった。

自分の強みは何か。
何をすればお金が稼げるのか。
どうすれば成功するのか。

そんなことばかり考えていた。

相対的な基準ばかりで物事を考えていた自分は、沼にハマるようにより自分を見失った。


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