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ツリバナの木

(※¥100は画像についてです)


薄日のさす カラマツの林で 何かがそっと立ち止まるよう 告げた
(この辺りはよく、覚えておくよう 合図した)

消え入るような コガラの囀り――――ブランコの 軋音のように
狂喜のような 安逸さ! 勇気づけるには、あまりに か弱い光


歩調はこのテンポのとき、世界が調和するのを待っている
何かがひとりでに歩き出している……すべては呼吸の問題だ (呼吸は、聖霊なのだ)


柔らかいものが 私の躰を 仕切りに 取り巻いているのは、光が 少し佇むよう 告げているからだ…

私の四囲を包んでいる――気化した視線  何の見張りもない……


それはほのかに、みずからの枠を少しも崩すことがないままに 私の頭上を そこかしこを みえない力で照らしている……光の環

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