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#08 HYPHENの考えるアイウェアのかけ心地

こんにちは!本日はアイウェアのかけ心地に関しての考察と「HYPHEN」として考えた解決策をお話ししていきます。

「HYPHEN」はかけ心地に対して2段階のハードルを設けて設計しています。

第一段階:「イタい、ムレる、ズレる」を最小化すること。


アイウェア(眼鏡・サングラス)は鼻と耳のつけ根で支えるので大小あるにせよ「イタい、ムレる、ズレる」このストレスは付き纏います。

例外として、スポーツフレームにはこの”ズレる”のみを解消した機能があります。ラバー素材特性で滑りにくくして、通常のメガネと違い鼻と耳の裏のコメカミでグリップします。コメカミは鈍感な部分なのでしめつけらる感覚が薄いので比較的、違和感が少なく着用できます。

しかしながら皮膚に接触する部分はソリッドなのでラバー部分と顔のは密閉されて汗が間に入ると滑りますのでこれでも完璧ではないです。

「HYPHEN」はスポーツフレームの支点を基本として採用しています。

HYPHENの支点

その上でメッシュの3次元構造のセルパーツを搭載してクッション性と通気性の2つの機能を付加しています。

シリーズ名「DEPART」のジオメトリックセル
シリーズ名「TRANKY」のトランクセル

基本のフレーム構造=スポーツフレーム構造+セルパーツでしっかりホールドしつつも締め付けを緩和し設置面も最小限で風を通す事が可能になりました。シンプルな昨日ですが飛躍的にかけ心地が良くなります。

このセルパーツは3Dプリント製なのでmm単位の細かいグレーディングが可能なのが特徴になります。
製品を選んでいただく際には自分の顔の大きさや形に合ったセルパーツでカスタムしていただく予定です。僕自身が何百回も試着をして検証しました結果、感じる装用感がmm単位で違いがあり人によって合う単位に違いがありました。
自分に合う”CELL”を見つけるとアイウェアの装用ストレスが劇的に改善されます。

HYPHEN「CELL-PARTS LIST」


第二段階:そのシーンにあった機能を搭載していきます

現代では様々な生活シーンがありそのシーン毎に要件も変わってくると考えています。

2022年時点の開発ターゲット

上記のMAP内緑色部分アクティブ領域で言うと、
ランは上下に振動が伝わる為に強めのグリップが必要なのとアスファルトの上を走ることが想定されるので締め付けが強めに設定する。視界は路面のコントラストが強調されるとクリアでストレスがなくなります。
ゴルフとフィッシングは下向きの動きと左右の揺れがメインになるので締め付けは弱めで包み込む様なグリップ感が適当でセルの形状も下向きにずれにくいものが良い。ゴルフは芝目を読む為にグリーンを透過しそれ以外をカットする視界だったり、フィッシングは白い光の反射を抑える機能なんかが求められると思います。
サーフィンやスノーボードなどは絶対にブレないレベルのグリップ力が必要でレンズは紫外線をカットしつつ撥水加工されているレンズが必要です。
現状は構造のみのかけ心地にはなりますが、ここに電子基盤が入ってくると世界がさらに広がります。

今後展開していくプロダクトはこの辺りの仮説を基に製作していきます!

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