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#01 自己紹介

初めまして。

僕は、2021年8月というコロナ禍の真っ只中にHYPHEN株式会社というアイウェア企画会社を創業しました。

このノートでは、僕がこの会社を通じて実現したい事やつくった商品の紹介やプロセス・活動報告をさせてもらおうと思います。

さてまずは、僕が何者なのかという事を軽くご紹介させて頂きます。

大学卒業後にヤングレディースのファッションブランドをインキュベートする会社に9年弱勤めて、直近ではJINSという眼鏡の製造小売業の会社に所属していました。
ずっと小売業に身を置いてます。
主に、商品企画・MD・マーケティング等の部署にいました。
JINSでは「JofJINS」というJINSの中でもハイエンドゾーンに向けた業態を縁あって立ち上げさせて頂き運営を行ってきました。

元々ファッションは好きなんですがJINSに入るまで眼鏡はなんとなく距離を置くアイテムで「痛い、蒸れる、ダサい」というイメージが刷り込まれてました。
しかし、日本の眼鏡産地鯖江で作られた(自分に似合うと思った)眼鏡やヨーロッパの展示会やショップで見るファッションとしての眼鏡を知ったのがきっかけで「眼鏡をかけた方が自分を良く見せることがある」と実感しました。
それをきっかけに眼鏡にハマってしまい現在に至ります。

でも眼鏡・サングラス全般に言えることはやっぱり「締め付けたり鼻と耳にのせるモノなので蒸れたり」快適さが足りないと思っています。

JofJINSではそれをあらゆるアプローチで解決しようと思って商品を開発させて頂きました。
お陰様でかなりナレッジが溜まったと思っています。

自分としてかなり大きな転機はcarbon社というアメリカの3Dプリントメーカーさんとの出会いでした。
addidasのミッドソールやNFL(RIDDEL)のヘルメットなんかが主に有名な会社です。

米国カーボン社のLab
NFLで使用されているRIDELLのヘルメット
addidas社の4Dシリーズ


3Dプリントというと一般的に試作品に使われるイメージじゃないかと思います。
将来的にはワンタッチで製品が出力されたり、パーソナライズされたモノを作れる!というイメージが未来像として語られます。もちろん将来はそう言ったものになる可能性があると思いますが現在は中々理想通りにはいかなく技術的には過渡期です。
しかし、今の段階でも金型成形ではできない「複雑な構造の再現」は3Dプリンターでしかできない有効な手段として十分実装可能です。

3Dプリンターで出力したラティス(多重格子)構造

眼鏡産業においては様々な研鑽を経て作り方が確立されてきました。
その中で様々な工夫がなされて既存の製法でできる事はやり尽くされている事が自分の知る限りあるのかなという印象ですが。
3Dプリント技術はそういった構造的限界を超えるモノになりえます。
こうしてJINS社でつくったのが”Neuron4D”というプロダクトになります。
このプロダクトはアイウェアに通気性とクッション性を初めてもたらしました。
残念ながら、コロナ禍の影響もありJINSでの事業は終わってしまいましたが一つの新技術が飛躍的に可能性を広げる事がわかりました。
さらに形状の工夫次第で様々なシーンの課題解決に結びつく可能性と仮説が自分の中に湧き出ています。
事業を通じて形にしていこうと思っています。

今後の活動としては、3Dprinterにとどまらず新しい技術を搭載したアイウェアを開発して自社ブランド「HYTEL」(ハイトル)を通じて発表していきます。

このnoteでは開発の経緯プロセス、公開情報ではフォローできない裏側を発信していきますので見ていただけると嬉しいです。


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