ハイパーアジア

アラサーのモデラー。 プラモデルなど、模型について書きます。 ソウルと麻雀が好き。

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最近の記事

私がガレキ美少女を泣かせた理由。「ソフィア・F・シャーリング」制作記 ~完結編~

 良い時代である。美少女ガレキの塗り方ひとつとっても、探せば最適なHOW TOとツールがすぐ見つかる。  参考になったのはモデグラ2021年2月号のアイペイントHOW TO。模型紙の作例モデラーの何が凄いって、適切な工具の選択と手順、失敗しない為の知恵が凄いのだ。手先の器用さは多分そんなに私と変わらない。誌上では経験に裏打ちされた段取りをしかも複数人が惜しみなく披露してくれているので、よく読んで、これだ!と思ったHOW TOを取り入れたら意外とあっさり出来てしまった。モデグ

    • 私がガレキ美少女を泣かせた理由。〜発動篇〜

       模型の制作は、塗装の工程が一番楽しい。色がつくことで、ただの美麗な彫刻だったものが、肉にも鉄にも布にも変身するから。単色の彫刻はどこか高次元の存在のようなもので、それを塗装することで現実世界のありきたりなものに貶めている感覚が個人的にあって、それがたまらない。現実的な物体に偽装すること。リアルな表現をすること。塗装、それは破壊なのだ。  さて、肌のグラデーションが上手く行った。ラスキウスのホワイトピーチを全体に吹いてから、クリアーペールレッドを「肉が圧迫を受けている」部分

      • 私がガレキ美少女を泣かせた理由。〜無限切削編〜

         ガレージキット。やわらかい樹脂の型枠に、やわらかい樹脂を流し込んで作るわけだから、プラモデルでは考えられないような形状のパーツが頻繁に登場する。素晴らしい。先鋭で繊細。これがガレージキットのメリットだというのか。  しかし、それが同時に最大のデメリットだと気づくのにそう時間は掛からなかった。  パーティングラインの処理はOK。プラモデルでもやるから。しかし、モデグラの特集でページの大半を割いていたから薄々勘付いてはいたのだけれど、型ズレによる段差処理、気泡埋め、整形不良

        • 私がガレキ美少女を泣かせた理由。〜立志編〜

           模型趣味を本格的に初めて4年。普段はもっぱらプラモデルばかり作っているのだが、ひょんなことから初めてガレージキットを完成させた。その制作記を何回かに渡って書いていこうと思う。  それはまるで、瑞々しくも美味しいお米を作るカリスマ農家のように、麗しく破廉恥なビキニアーマー美少女を安定生産してくれるイラストレーター・ナダレ氏(@nadare3nWMM)が描くキャラクター「ソフィア・F・シャーリング」のガレージキット(エルドラモデル製)が完成した。とっても大変だった。しかし、大

        私がガレキ美少女を泣かせた理由。「ソフィア・F・シャーリング」制作記 ~完結編~

          『'80sリアルロボットプラスチックモデル回顧録』を読んで。リアルロボットの「リアル」って何?

           『'80sリアルロボットプラスチックモデル回顧録』(以下、80sRRPM回顧録)を読んだ。初めて得た知識も多く、とても興味深い本だった。  88年生まれの私は今まで、80年代前半のロボットプラモ黎明期について様々なメディアでその断片をざっくりと見聞きして推し量ることしかできなかっただけに、それらが脳内でリンクし、朧気ながら立体感のようなものさえ得られた気がする。  ガンダムやイデオン、ダグラム、ザブングル、マクロスなどのプラモデルがどのような空気感で、相互関係で、需要され、

          『'80sリアルロボットプラスチックモデル回顧録』を読んで。リアルロボットの「リアル」って何?

          ウマ娘による極上のシチーポップ「A・NO・NE」からいい匂いがする。

          風の歌を聴け。  ドラマCD『ウマ娘プリティーダービーSTARTING GATE08』(2018)の最後を締めくくるナンバー、「A・NO・NE」は爽やかな一陣の風のような楽曲だ。しかも、いい匂いがする。知ったのはつい最近だが、間違い無く今年一番聴いた楽曲なので、ここにその素晴らしさを記しておく。 風のように吹き抜ける音。  CM7(9)から始まるイントロの心地よいギターアルペジオ。綺羅びやかさを強調するために曲全体を通して、これでもかと使われるウインドチャイム。ディレイ

          ウマ娘による極上のシチーポップ「A・NO・NE」からいい匂いがする。

          私は足でシャッターを切りたい。BOSSのフットスイッチを使ってフットレリーズを自作した話。

           私は今まで両手を入れた写真を撮る時は、一眼レフのカメラを2秒タイマーにして撮影してたんですが、まぁこれが大変。上の写真だと、左手にランナーを持って絶対に動かさないように空間に固定、右手でピントを合わせてシャッターを切ったら、ニッパーをサッと持って構図の中央にサッと持っていく。正確に。2秒以内に。成功率は50%といったところ。筋肉は信用できませんわ。精密動作性Eですわ。なんとかしたい。なんとかしよう。そこで辿り着いたのがギターエフェクター用のフットスイッチを使うアイデア。

          私は足でシャッターを切りたい。BOSSのフットスイッチを使ってフットレリーズを自作した話。

          現行シタデルカラー・マンセルカラーチャート対応表

          こんにちは。モデラーのハイパーアジアです。 モデラー界隈ではもはやおなじみ、ゲームズワークショップ(以下GW)から販売中の高性能水性アクリル塗料「シタデルカラー」。便利ですよね。 これを、明度9段階別のマンセルカラーチャートに対応させた表(PDF全9枚)を自作しました。対応させたシタデルカラーは2019.8.23時点で現行の、純白・純黒・メタル色を除いた、ベース43色+レイヤー79色+ドライ27色の計149色です。 マンセルカラーチャートとは、色彩を色相 (Hue)、明

          現行シタデルカラー・マンセルカラーチャート対応表