私は足でシャッターを切りたい。BOSSのフットスイッチを使ってフットレリーズを自作した話。
私は今まで両手を入れた写真を撮る時は、一眼レフのカメラを2秒タイマーにして撮影してたんですが、まぁこれが大変。上の写真だと、左手にランナーを持って絶対に動かさないように空間に固定、右手でピントを合わせてシャッターを切ったら、ニッパーをサッと持って構図の中央にサッと持っていく。正確に。2秒以内に。成功率は50%といったところ。筋肉は信用できませんわ。精密動作性Eですわ。なんとかしたい。なんとかしよう。そこで辿り着いたのがギターエフェクター用のフットスイッチを使うアイデア。
▲ギタリスト大好きBOSS機材!
上の機材を用意しよう。リモートレリーズはカメラに合わせて選択しよう。私はニコン用でやったんだけど、他のメーカーでもイケるハズ。たぶんね。
こちら分解したリモートレリーズのボタン。3枚の金属板に赤白黒の3色がそれぞれ配線してあり、白と黒が接触(ショート)するとオートフォーカスが動作、白と黒と赤が3色同時にショートするとシャッターが切れるという仕組み。わお簡単。
で、それをフットスイッチで動作させるために、赤白のフォン端子⇄ステレオ端子になってるコードを利用します。
▲見事な玉ハンダだ……
キモはここです。レリーズ側の黒とフォン端子側のGNDを接続して、レリーズ側の白とフォン端子側の白を接続します。こうすることで、白フォン端子のチップとスリーブがショートするとオートフォーカスが動作する様になるわけです。で、レリーズ側の赤と、フォン端子側の赤を接続してやります。これで、白のフォン端子と赤のフォン端子が同時に導通するとシャッターが切れるというわけ。
▲雑にビニテと熱収縮チューブで絶縁。
▲で・き・た!!
▲白のフォン端子をBに。赤のフォン端子をA に。エネルギーチャンバー内で正常に加圧中 。ライフリング回転開始 。シアーの解放タイミングは私が。 トリガーはそちらに。
▲ポラリティのスイッチをⅡに入れます。こうするとA接点になるのよ。
▲Bを踏むとオートフォーカスが作動!
▲同時にAを押すとシャッターが切れるぞ。
いや〜まじで快適です。オートフォーカスとシャッターが物理的に分かれてるので、足での操作が簡単なんですよね。リモートレリーズのスイッチをそのまま足で操作するよりは全然楽ちんです。金も手間もかかりますが、何よりBOSSの機材のガッチリ感が最高です。
さて、久しぶりに記事が書き上がった今日は私の誕生日。おめでとう自分。今年のセルフ誕生日プレゼントはフットレリーズでした。
あと、誕生日といえば、よく聞くのがAhh!FollyJetの曲。「老化は病気なの、なんていつも言ってたね」って歌詞がキザで素敵。ギターソロもいいのよ。
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