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昭和の「家電製麺機」を愛でる会/趣味の製麺

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「趣味の製麵」オンライン版の新作、『昭和の「家電製麺機」を愛でる会』です。
「趣味の製麵」オンライン版の新作、『昭和の「家電製麺機」を愛でる会』として、電動の製麺機をレビュー…
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昭和の「家電製麺機」を愛でる会

昭和の「家電製麺機」を愛でる会

こんにちは、同人誌「趣味の製麺」編集長の玉置です。
我々はこれまで、鋳物の家庭用製麺機をたくさん愛でてきました。
こういうやつです。かっこいいですよね。

このように家庭用製麺機といえば「手回し式の無骨なもの」というイメージだったのですが、最近の調査によると日本の大手家電メーカーが、調理家電製品として家庭用製麺機にチャレンジしていたことが判明しました。

そこで特殊ルートで入手した4種類の「家電製

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①東芝めん打ち機 SE-400/昭和の「家電製麺機」を愛でる会

①東芝めん打ち機 SE-400/昭和の「家電製麺機」を愛でる会

東芝めん打ち機 SE-400トップバッターは「明日をつくる技術の東芝」、「電球から原子力まで電気の総合メーカー東芝」でおなじみの東芝が生んだ家電製麺機、「東芝めん打ち機 SE-400」。

発売時期はこちらの情報によると昭和51年のようです。なんと50年近く前の製品ということですね。東芝がまだ東京芝浦電気だった頃の商品です。

外観

痛みの少ない段ボールの中には、鮮やかなイエローの筐体。

水と

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②ナショナル麵パン機つるつる MK-500U/昭和の「家電製麺機」を愛でる会

②ナショナル麵パン機つるつる MK-500U/昭和の「家電製麺機」を愛でる会

2台目は、東芝の永遠のライバルであるナショナル(松下電器産業株式会社)の家電製麺機、「ナショナル麵パン機つるつる MK-500U」。麺の文字が旧字体というのがすごい。環境依存文字なので文字化けしていたらすみません。

気になる発売時期だが、こちらの情報が確かであれば、1977年(昭和52年)に広告が出ていたようです。となると東芝より一年後に出た後発機。どのような差があるのでしょうか。

広告に書か

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③SANYO 製めん機 NM-G1 麺’S CLUB/昭和の「家電製麺機」を愛でる会

③SANYO 製めん機 NM-G1 麺’S CLUB/昭和の「家電製麺機」を愛でる会

3台目は、三洋電機(サンヨー)が生み出した押出式製麺機、「製めん機 NM-G1 SANYO 麺’S CLUB」。正式にはNM-G1(W)、ホワイトという色指定があるので、色違いも存在したのでしょう。NMはヌードルマシンの略でしょうか。Gは謎。

当時のサンヨーは個性のある炊飯器やホームベーカリーといった調理家電を生産していて、我が家の炊飯器はいまだにサンヨー。

気になる発売時期ですが、こちらの情

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④PHILIPS ヌードルメーカー HR2365/01/昭和の「家電製麺機」を愛でる会

④PHILIPS ヌードルメーカー HR2365/01/昭和の「家電製麺機」を愛でる会

最後は番外編として、家電製麺機界の黒船であるPHILIPS(フィリップス)の「ヌードルメーカー HR2365/01」です。これは友人に持ってきてもらいました。

フィリップスの製麺機といえば最近発売された商品と思いきや、なんと発売日は約十年前となる2014年6月。テレビや雑誌などで取り上げられていたのを覚えている人も多いのでは。販売価格は3~4万円だったっぽく、すでに生産終了したようですが、かなり

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