見出し画像

ひょうたんじま’21 4月(三陸地おこの活動報告)

この4月から大槌町地域おこし協力隊の一員となり、大槌町観光交流協会で観光コーディネーターとして活動させていただくことになりました。

画像1

日々の活動については、大槌町地域おこし協力隊のFacebookをご覧ください。

1.きっかけ

 詳しい経緯はまたどこかであらためて書ければと思いますが、2015年4月から2年間、復興支援職員として大槌町に赴任し、その間に大槌町、三陸の魅力を知ったことがきっかけです。
 今回、応援隊に応募したのは、その当時は内勤の仕事で前線には出なかったので、直接触れる距離で大槌町の復興に関する仕事をしたい、そして自治体時代も一度はつきたいと思っていた観光の仕事だったということが最大のポイントでした。

2.応援隊としての業務

 今回、私に課せられた業務は
 (1)歴史等を活用した観光コンテンツの開発
 (2)ふるさと納税業務
 (3)特産品関連
なのですが、(2)ふるさと納税についてはすでにコンサルが付き、具体的な目標数字を掲げながらの稼働しているので、自分としては被らないアプローチで貢献する方法を考えていく必要があると思っています。
 そして、今回来て早々に関わることになったのが(1)でした。

3.今月の業務

 関わったものについては
 ①東北DC 郷土芸能「かがり火の舞」
  4月10日(土) 臼澤獅子踊・吉里吉里大神楽
  4月24日(土) 松の下大神楽・安渡虎舞
  会場準備、駐車場係で従事。
 ②各関係企業・団体顔合せ
 ③大槌サーモン祭り 下準備(打合せ、会場下見、イベント調査)
 ④ふるさと納税・SNS打合せ
 ⑤活動拠点となる事務所の掃除(どまんなか大槌)
 ⑥仏像展覧会 開催準備 (担当)

4.担当イベント

 担当業務(1)歴史等を活用した観光コンテンツの開発の手始め?として降ってきたイベント
 「大槌の歴史を知って町おこし
  前川善兵衛を知ると三陸が面白くなる!
  Vol.1 なぜ大槌に有名仏師の仏像が?」
 令和3年5月3日(月)~5日(水) おしゃっち多目的ホール

歴史イベントチラシ

 大槌町民にとって前川善兵衛の名前は知れていると思いますが、具体的に大槌町に何をもたらした人なのかと聞けば、町民でもわからない方も多いと思います。今回このイベントに関わる中で、前川善兵衛の歴史を掘り起こすことは大槌町としての財産を掘り起こすものだととらえています。

 ただ、それを観光コンテンツとして活用していくには、正直まだまだ課題があるわけですが、今回のイベントはその準備段階といえるイベントだと思います。

 展示される文化財のうち、重要文化財となっているものは前川家文書のみですが、その他の文化財も前川善兵衛ゆかりのもので、仏像は江戸の大仏師安岡良運作とい専門家が見れば、信じられないお宝が集っているイベントなっています。実際にこの報告を書いているのはイベント終了後なのですが、イベントは5月に入ってからなので、イベント自体については5月の報告で書こうと思います(覚えてるかなぁ・・・)

 ということで4月はチラシ作り、会場設営の下準備をしたのですが、とにかく観光交流協会の主催事業として正式に動き始めたのが、自分が活動を始めた次の週の4月3週目からで、チラシ作成に一週間しか猶予がありませんでした。しかもチラシ制作をいっしょに行う隊員とリモートでの作業となってしまい、過去に行政のイベント経験はあったものの10年ほど遠ざかっていた身にはわからないことだらけで、なんとか期限で入稿はできましたが、協会職員、同僚隊員、関係団体のサポートなしでは到底間に合うものではありませんでした。

 そして、チラシが町内回覧される最中に発表された緊急事態宣言により、公開修復を行う予定の講師が会場出演できない事態になり、その対応としてリモートでの出演に切り替え、そのアナウンスをSNSを通して発信し、会場に設置するパネルの作成に関係団体の力もかり、なんとか形になりそうな状態というのが4月末までの状態です。
 あ、あと久々に行政に提出する書類(後援申請、文化財の借用申請)を作成しました。懐かしかったです。

 そして、5月はリモート接続確認、会場準備、本番と続いていきます。準備や本番の様子や振り返りなどは5月の報告で・・・

会場の様子をちょっとだけ ↓

画像3

5.4月を終えて

 着任して早々打合せから始まり、顔合せをしていく中、週末には東北DCがあり、さっそくイベントに従事。その後も今後のイベントや現事業の打合せなどノンストップの1か月を過ごしました。

 担当となった歴史イベントにおいては、状況がよくわからないまま担当になり、専門的なことがわからない中、準備を進めていくのは正直しんどい部分がありました。ただ、わからない部分は、協会職員や同僚隊員、関係団体の方にサポートいただいたおかげで、粛々と準備を進めることができ、何とか最低限体裁を整え、本番を迎えることができそうです。

6.来月に向けて

 まずは、仏像展覧会イベントの成功に向けてゴールデンウィークを過ごします。1日にリモートで参加の講師との通信確認、2日は会場準備、3~5日は本番と会場撤収、6~7日は片付けと報告書の作成、週末のDCの準備、8日は東北DCと続きます。

 その後は、今後の歴史イベントへ向けての反省と企画になっていきますが、その前にゆっくり勉強する時間が欲しいのが本音です。

 活動拠点が本格的にどまんなかおおつちに移るので、そこを拠点としての活動の仕方も考えていかなければならないですね。

7.私の好きな大槌町

浪板海岸から見える朝日 は、これだけで客を呼べる財産だと思います。
リアス式海岸の特徴で、湾内の波は穏やかで太陽や月を反射してくれます。いわゆる「朝日の道」「月の道」が見える貴重なスポットです。

画像4


PS. 社会人経験をそれなり重ねているのにも関わらず、作文がいまだに苦手です。他の隊員のすばらしい報告を見るとかなり落ち込みます。ご覧いただいた皆様に感謝です、今後とも温かい目で見ていただけたらと思います。

大槌町地域おこし協力隊
大槌町観光交流協会
観光コーディネーター 古屋 博克


 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?