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小学生が架空の「動物新聞」をつくったらおもしろ過ぎた。

ドリルの中から今日はこちらの問題をご紹介します。

問題:もし動物の世界に新聞があったらどんな事件や出来事が載っている?

いや~動物の世界を妄想するのは子ども大好きなんでしょうね。

創造力、想像力、ユーモアが大爆発!
おもしろ回答が溢れました。

まず「動物の世界の新聞」を作ろうとお題を説明した時点で子どもたちは
クスクス。
すでに頭の中では色んな妄想がムクムクと膨らんできているんでしょう。

「なんでもいいです!自由に書いて下さい!」

スタートと同時にニヤニヤしながら頭を回転させる子ども達。

発想のとっかかりとしては

①記事にする動物を選ぶ

好きな動物、飼っている動物。とりあえずなんの動物の記事を書くのか決める。

②その動物がどうなる?

選んだ動物を想像しながらどうなったら面白いか、どんな事件、出来事を起こしそうか妄想する。

この2点が決まったら

・見出しタイトル

・記事

・イラスト

を新聞記者になったつもりで記入。

それではみんなの動物新聞を見ていきましょう。


3年生ひかるちゃん

なんで急にアレルギー発症したんや(笑)
ゲボて汗
リスがかがんでゲボしてる絵も丁寧に描いてくれています

ひかるちゃんは、まず「リス」を思いついたそうです。そこからなぜアレ
ルギーという発想が出たのかは自分でも謎だそうです・・。


3年生けんやくん

「これは大事件や!!!!」

「トンビが鷹を産む」的な深い意味がありそうですが、けんや君曰く、「ただ面白いから」

卵を取り違えただけではないのか?さらなる事件の追及を求む!


3年生さとみちゃん

寝転がったら氷にくっいて毛が全部抜けたそうです。
こんな記事が載る動物の世界、平和や~

さとみちゃんは、南極の白くまを想像したそうです。その時、自分が氷を触っていたら冷たくて指にくっついたことを思い出してこの記事の発想になったそうです。

過去の経験から発想を膨らませアウトプット。
発想の基本が身についていますね。

2年生ゆまちゃん

「どうでもええ!」(笑)

普段柔軟に動くネコも使っていない筋肉があったのね笑
ネコ好きなゆまちゃん。
ネコはおでかけしてどこに行ってるのかを
妄想したら「ラジオ体操に行ってるのかも?」と思いついたそうです。

「どこへ?」という自由なお題に対して
色々思いついた中から
「ラジオ体操」をチョイスするセンス
いいですね~ さらに筋肉痛にさせるというユーモアも素敵です


3年生えまちゃん

「カスタネットと入れ歯」似てるけど!


間違える?(笑)
うっかりすぎるチーター。
えまちゃんは、まず「カスタネットと入れ歯が似てる」が思い浮かんだそうです。
ていうか、頭の中にずっとあったらしいです

頭の引き出しにすでにネタが仕込まれていたんですね。
そんな面白ネタをアウトプットする場が
あってよかった。

次が最後の新聞です。

4年生れいやくん

「ついに」の意味がわからん!

宇宙飛行士になったタヌキくん、
でも宇宙で行方不明になったんですって・・。
どんな発想や(笑)

「タヌキ、ついに宇宙へ」
このタイトルが秀逸!

「タヌキが宇宙飛行士になった」でもなく
「タヌキ宇宙へいく」
でもなく、
「ついに宇宙へ」

「ついに」てことは、前々から宇宙を目指し訓練し
ついに出発の時がきたけども、トラブルで中止、病気で延期、幾度となく宇宙への思いを断ち切られていたのでしょう。
そのタヌキくんの宇宙への思いは国民みんなが共有。タヌキくんと共に涙を流してきた。
そして、やっと、やっと、
ロケット打ち上げ成功!!

全国民が
「やったー!ついに!」
という気持ちなんでしょうね。

と、
ここまで妄想してしまうほどの
深い味わいのあるタイトルですね。

れいやくんは普段本をたくさん読んでいます。語彙力も豊富です。
だからこそ文学的な言い回しが出てきたんでしょうか。

「現実は小説よりも奇なり」
「動物の世界は人間界よりも奇なり」
自由な発想で想像を超える世界が広がります。
皆さんも動物新聞、妄想してみて下さい。


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