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菊地康介のコーヒーをめぐる旅 Vol.1


菊地康介君という若者がいます。
教育コミュニケーションコースの大学院時代に、附属図書館のアルバイトをしていました。
たくさんの教員免許を取得して、修了後は、日本の学校現場に出るかと思いきや、青年海外協力隊に入り、単身パナマに。
外国人がひとりもいない山間の村で小学校の教員を務めたあと、折角だからと、趣味であるコーヒーをテーマに、中南米を巡る旅に出ます。

グアテマラでの貧しいコーヒー農家たちとの出会いを通じて、彼はコーヒー豆のフェアトレードをビジネスにすることを思い立ち、その開業資金をクラウドファンディングで募ろうと、着々と計画をすすめていきます。が、しかし。

折からの新型コロナウイルスの世界的な流行により、物流がストップ。やむなく計画はいったん白紙となりますが、黙って手をこまねいている菊地君ではありませんでした。テレビやネットで医療現場の逼迫を目の当たりにした彼は、無力な自分に今何ができるかを真剣に悩みはじめます。思いついたのは、ストックしている豆を返礼品としてクラウドファンディングで資金を募り、それを全額「国境なき医師団」に寄附するというものでした。

目先の利害にとらわれず、ウェブの向こうの人々から、偽善だの何だのとののしられても、全く意に介さずに、彼はとにかく我が道を進みます。

ゴーイング、マイウェイ。

そのスタイルは、小学校時代、フリースクールに通った経験が関係しているそうです。
こういう生き方がいいとか悪いとか、そういう議論はさておき、とにかく菊地君のそんな珍道中を聞いてたら、時間を忘れるほど痛快で楽しくて、聞き手が自分だけって何だかもったいないと思えてきて、それで、今回インタビュー記事にまとめることにしたのでした。

あ、そういえば、菊地君は来春開催予定のBLUE CLASS@KOBEで、カフェ部門を運営してもらう予定です。乞うご期待! 


菊地康介ロングインタビュー 目次

|0| 菊地康介という若者
|1| フリースクールで培った「自由」
|2| パナマの寒村に飛ばされて 
|3| 新型コロナでビジネス計画が白紙に 
|4| モットーは「人生を丁寧に」 


プロフィール

菊地康介 (菊地コーヒー代表)
1993 年東京生まれ。2015 年兵庫教育大学大学院修士課程を修了後、青年海外協力隊としてパナマに赴任。二年間の中南米放浪後、自分で歩いた国の
コーヒーを専門に扱うオンラインショップ・菊地コーヒーを開業。

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