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平和礼拝のための「告白と祈り」私案

 今年も、戦争と平和について考える機会の多い時期が近づいてきました。諸宗教においても、犠牲者を追悼し平和を祈願する集いが行われることと思います。日本最大のキリスト教・プロテスタントの教派である日本基督教団の行事暦では、8月第一日曜日が平和聖日と定められています。(箕面教会HPでの説明
 私の出身教会(日本同盟基督教団 新発田キリスト教会)でも、同じタイミングで平和礼拝を行っています。

 そんなことを考えていた時に、そのような礼拝のために使うことができる「告白と祈り」の文案を思いつきました。早速ご紹介します。

1.【罪の告白】
 私達は、自らの罪ゆえに、自分の力だけでは神とも隣人とも平和な関係を作れない者であることを告白します。
2.【キリストへの感謝】
 私達は、神の独り子である主イエス・キリストが平和の君として地上に来られ、十字架上での贖いの成就をもって神と人との間にあった隔てを無き物としてくださったことを感謝します。
(参考:エフェソの信徒への手紙2章14節、マタイによる福音書27章57節)
3.【神・隣人との関係に関する祈願】
 私達は、御言葉に従って神と隣人とを愛し、和解の福音に生きる者としてすべての人と平和を保つことができるよう願います。
(参考:マタイ22章37~39節、ヨハネによる福音書13章34~35節、コリントの信徒への手紙二5章19節、ローマの信徒への手紙12章18節)
4.【国・社会の平和のための祈願】
 私達は、国の内外において(※1)主の平和と公義が実現することを心から願い、日々そのために祈り、主の示しに従って働くことを決意します。
(参考:下記2ヶ所及び詩編34編15節、アモス書5章24節)

(司式者) 平和を実現する人々は、幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる。(マタイ5章9節)
     義の実は、平和を実現する人たちによって、平和のうちに蒔かれるのです。(ヤコブの手紙3章18節)(※2)
     主が私達を憐れみ、この志を実現させてくださいますように。
(一 同) アーメン
(※3)

※1:特に覚える地域・領域を加えてもよい。
※2:聖句の引用はあくまでも例であり、いずれか一方だけでもよいし、他の聖句でも、全く引用しなくてもよい。上記引用は新改訳2017。
※3:続けて、聖フランシスコの(ものとされる)平和の祈り等を祈ってもよい。

 礼拝で使用されることを想定しているので主語は複数形となっていますが、個人での使用の際には当然ながら「私」と読み替えても構いません。また、簡潔さを保つべきだとは思いつつも、加えるべき言葉を思いついた方は是非教えていただければ幸いです。

 最後に、平和に関する賛美歌の中から3曲ご紹介します。

 これは、先にご紹介した「平和の祈り」に旋律が付されたものです。日本聖公会聖歌集417番、教会福音讃美歌485番に収録されています。

 こちらの曲情報は動画タイトルに書いてある通りです。(案外動画が少なかった…)

 こちらはコンテンポラリー(現代的)な賛美歌です。上記2.と関連すると言えると思います。

 去年の8月15日に書いた記事では、母校の校歌を作曲した方の讃美歌作品を紹介していました。

 各地で行われる平和を祈り求める集いに、神の祝福が豊かにあるようにと祈ります。

より多くのアウトプットをするためには、インプットのための日常的なゆとりが必要です。ぜひサポートをお願いしますm(_ _)m