【大人数向け】 Miroを使用したオンラインでのチームビルディングの事例紹介
この記事は スタンバイ Advent Calendar 2021 の16日目の記事です!
はじめに
スタンバイでUIUXデザイナーをしている者です。
2021年は業務やイベントごとで大人数が参加するコンテンツを企画する機会が多かったので、そのことについて書きたいと思います。
突然ですが、大人数が参加するコンテンツって正直大変ですし、オンラインとなると難しさが倍増しませんか…?
この記事では、実際に行ったチームビルディング事例とともに、オンラインでツール(Miro)を使用しているからこそできる工夫や、企画する上で大事にしているポイントをご紹介したいと思います!
企画する上で大事にしていること
①「全員」がコンテンツに参加できる、を意識する
オンラインだと、ミュートにしていたり、タイムラグなどでスムーズに会話のキャッチボールができないことがあるので、参加者全員に発言のチャンスを行き渡らせて、傍観者にならないよう心がけています。
企画自体をそのように設計したり、ファシリテーションでカバーしたりと臨機応変ではありますが意識しています。
② 招待するタイミングで、参加したくなるよう「楽しそう感」を出す
弊社はGoogle カレンダーで会議などを管理しているのですが、会を設定する際はタイトルに「ワイワイ / わくわく」などの言葉や絵文字を入れるようにしています。
実際にオンラインで盛り上がった事例を2つご紹介します!
事例紹介 ~ストレングスファインダー共有編~
Miroのカーソルを活用して、クイズ形式で行ったストレングスファインダー結果共有会です。メンバー同士が知り合ったばかりではないからこそ盛り上がる内容な気がするので、ご注意ください!
# 当日までの事前準備
メンバーから事前にアンケートでストレングスファインダーの結果を収集し、Miro上に1人ずつ結果をTOP5をカラースケール(透明度)を用いて表にします。
全員分の表を用意できたら、表を合わせてチーム全体の表を作成します。
結果をカラースケール(透明度)にしていたことで、重なる項目の色が濃くなることがポイントです。
最後に、すべての表に、カラーのついていない表(画像推奨)を上に被せます。
# 当日のワーク
当日はクイズ形式で進行し、メンバー1人に対しTOP5に入っていそうな特徴を本人以外のメンバー全員でカーソルを使用して選んでもらいます。
本人は自分の結果はわかっているはずなので、みんなの予想を見ながらニヤニヤして待ちます。
全員がカーソルを当て終わったら、被せてあったカラーのついていない表(画像)を外し結果を発表します。
これを全員分繰り返し、最後にチーム全体の表もオープンにします。
チーム全体の表はクイズ形式でなくても良さそうです。
実際に行ったワークでは、以下のようなボードになりました!
ただの共有だけではなく、普段チームから自分がどのように見られているのかも気付けるかもしれません。
また、チームがどのような特性のメンバーが多いのかや、不足している特性がわかり、新メンバーの採用要件などにも活用できそうです。
参加メンバーの1人が初めから全ての回答が見えるようになってしまっていたハプニングがありましたが、「神の目」として都度みんなのカーソルの動きの感想を言ってもらうなどして参加してもらいました。
ツール上でのハプニングも時には発生するので、ご注意を...!
事例紹介 ~飲み会編~
大人数の飲み会コンテンツは、チーム戦のゲームや、クイズなどに落ち着きがちな印象です。チームメンバーの色々な情報を事前に収集しクイズにしたところ、めちゃ盛り上がったので紹介させてください。
# 当日までの事前準備
最初にGoogle フォームにて面白いクイズに展開できそうな質問を考えアンケートを収集します。全員が一斉に解答できるよう「何%か?」を答えるクイズや、メンバーのことを知ることのできるクイズに展開できるような質問にしています。
次に、収集したアンケートからクイズを作っていきます。
②は盛り上がらなそう、話が広がらなそう、という理由から
⑤はこれは本当にチームに展開して大丈夫か...?と疑問に感じたことから
クイズにしませんでした。
タイムスケジュール的にコンテンツで使える時間が20分だったので、4問のクイズを作成し、使わなかったアンケート結果は雑談タイムの「話のネタにどうぞ」という形でMiroに置きました。
# 当日の様子
まずは実際の当日のクイズをご紹介します。
①②は全員が一斉に回答し数字が答えに近い人が勝ちのクイズに、
③④は1人1回、誰がどの付箋を書いたのか当ててもらう形のクイズにしました。
実はアンケート回答者の名前を取得し忘れており、ファシリテーターも誰が書いた回答か分からないというハプニングが。「なんて書いたっけ…」というメンバーもいたので、回答者の名前を忘れずに取得することをおすすめします!
また、全員がアンケート回答していない or 飛び入り参加のメンバーなど、臨機応変に対応も必要なことがありそうです。
実際にクイズにどれほど正解するか、よりかはチームメンバーのことを知る方が目的に近いので、盛り上がればOKだと思います。
当日は、クイズ後にアンケート結果に応じたチーム分けでの雑談タイムを予定していましたが、盛り上がったことで時間が大幅にオーバーしてしまい、雑談の時間も使ってフルでクイズコンテンツを楽しみました。
事前に収集したアンケートの④〜⑦は深堀りもどんどんできる質問なので、人数にもよりますが1つの質問だけでもたくさん時間を使うことができそうです!
今回事前にアンケートを取ることで、意外な接点や、知らない一面などたくさん知ることができました。事前に話のトピックを用意しておくことはよくありますが、回答までしてもらうのも深堀りに時間が取れるのでオススメです!
最後に
それぞれのコンテンツ企画に対し改善できそうな点や改善点もありますが、他の企画にも展開できそうなMiroの使い方や、企画のポイントを発見できた気がしています。事前の準備はちょっと大変な部分もありますが、盛り上がること間違いなしなのでぜひ!
1番の盛り上がるコツは、参加者が盛り上がっている様子をイメージしながら企画することかもしれません…!
少しでも参考になれば幸いです。ご覧いただきありがとうございました!
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