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何かを極めるのが怖い

大学の学部を選ぶときは、あまり専門を一つに定めたくなかった。

未来の選択肢が狭まる気がしていたからだ。

だから、簿記、FP、TOEIC、基本情報と広く浅く知識をつけてきた。

しかし就職や今後のキャリアを考えると、何か専門を持ち、それを極め、価値を提供する方が価値が高い。一つのことを極めると、他の人が代替できないことで、結果的に自分の価値が高まる。相手も安心できるし、自分も安心できる。

また特化した部分があれば、自分がどういう人間かを説明する時にも、肩書きとして明確になる。多分仕事自体も、その分野を任せてもらえる。

私がIT企業で働く上で、今後そこに特化した専門性と価値提供が求められる。

そうわかっているが、対象を一つにすることが怖い。
選択肢を狭めたくない。

まだ他の良い選択肢があるのではないか、ここで決めてしまって良いのか。
ずっと足踏みしている。

早い段階で没頭する分野を見つけることができた人は強い。これだと思ったものに一直線で進む力がある。没頭しているから迷いがあっても乗り越えることができる。

私はまだ自分に確証を持てない。正解は何だろう。

多分私は完璧主義で、間違いや失敗を恐れている。
ここで決断することにより、他の選択肢を手放して、一つのことに身を捧げる覚悟がない。

もちろん、一つのことを極めることで、それに関連した選択肢が増えることはあるだろう。例えば英語を勉強して、海外に住むなどだ。

ただ、一番初めに極めるものを選択するという決断ができない。

確かに何個か興味のある分野はある。それは業界にしても職種にしても。

適性ってなんだ。適職ってなんだ。

不安は尽きないが、これを考えているうちは何も行動できない。

自分に言い聞かせる。

未来は不確定すぎて、今は予測し、計画を立てる段階ではない。
人の思う不安は、想像上のものだけで、実際に起こることは少ない。

・・・かもしれない。

それでもわかっていることは一つだけ。

正直、将来なんて

まったくわからん。



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