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【2022年最新版】プロテイン選びで失敗しない方法を完全解説します

「最近プロテインが流行ってるけど、種類ありすぎて何買っていいかわかんねえよ~
おすすめのプロテインで調べても結局よくわからないし、根拠も含めて論理的に教えてくれる人いないかなあ~」

プロテインを飲んでいる人は確実に増えているし、コンビニにすら高タンパク質食品が並ぶ時代になった。
しかし一方で、情報も商品も増えすぎて、どれを信じていいかわからない人も多いだろう。

筆者は、10年以上前に海外のプロテインを個人輸入した経験もあり、古今東西いろいろなプロテインを試してきた。

プロテインといえば海外製一択だった時代もあるが、近年では国内市場も盛り上がってきており、日本メーカーのプロテインも急速にレベルアップしている。

筆者自身もnoteで度々プロテインの記事を書いてきたが、そんな実情も踏まえて【2022年版の最新プロテイン事情】について改めて記事にしてみようと思う。


<過去記事>


●プロテインの選択基準

たくさんあるプロテインの中から、何を基準に選んだらいいのだろうか。
10年以上プロテインを飲んでいる筆者の結論は以下の3点だ。

  • 値段


①値段

当然ながら、値段が最も大事な要素になる。

無限にサプリにお金をかけられる人なら話は別だが、大抵の人はお財布と相談しながら買い物をするだろうし、安ければ安いほど嬉しいだろう。
そして何より、プロテインは毎日飲むものなので、少しの差が積もって大きな差になっていく。

なお、元々はサプリ市場の大きさ故に海外メーカーのプロテインが安かったのだが、最近はインフレと円安の影響で激高になってしまっている。


②質

100g単位のタンパク質含有量を見るようにしよう。
80%くらいあれば十分。70%だとちょっと足りないかな。
他の要素に大きな差はないので気にしなくて大丈夫。

乳糖不耐症など、乳製品でお腹をこわしやすい人は「WPI」という種類を選ぶようにしよう。


③味

味に関しては好みもあるし、試さないとわからない部分も大きいので難しい。
ネットの口コミを参考にするくらいしかないのが正直なところ。

なお、ベテラントレーニーになると味を感じる間もなく一気飲みするので、よほど後味がエグいとかでなければ何でも美味しく飲めてしまう。


●買うべきでないプロテイン

プロテインの選択基準が定まると、選択すべきでないプロテインも必然的にわかってくる。

インフルエンサーがプロデュースしているプロテインは絶対にやめよう
彼らの売り文句をいくつか挙げ、一つずつ検証してみよう。


「限界まで安くしました!」

基本的に、商品の値段はこのような構成になっている(厳密な会計基準とは違うが、わかりやすく抽象化している)

  • 30%…直接原価(≒ホエイ粉末)

  • 40%…間接原価(≒製造工賃、広告費、販売手数料、会社の家賃や人件費等)

  • 30%…利益

メーカーが作ってメーカーが販売すれば一番効率がいいが、実際はAmazonやiHerb、ヤマト運輸などの中間業者が絡んでおり、それがコストとして末端価格に乗せられている。

誰かがプロデュースしているということは、そのぶんプロデュースする人にお金が入る仕組みになっている、言い換えると間接原価が高くなっているということ。

そして、誰かがプロデュースすることによるって商品に付加価値がつくならいいが、プロテインは質や味に付加価値を乗せることが難しい。
つまりインフルエンサーがプロデュースするプロテインを既製品より安くすることは構造的に不可能だといえる。

あなたが支持するインフルエンサーに御布施したいのであれば買うのを止めはしないが、少しでもコスパが良い買い物をしたいのであれば、おすすめしない。


「質にこだわって作っています!」

プロテインの目的は、タンパク質を摂ることだ。

プロテインの成分において、タンパク質以外の付加価値は正直大きくない。
BCAAはBCAAで、ビタミンはマルチビタミンで摂ればいい。
むしろ、タンパク質以外の成分が入っているということはその分タンパク質が入っていないことを意味する。

「タンパク質以外の成分が入っているということは、
その分タンパク質が入っていないということです」

つまり、プロテインに他の物質が入っていても正直嬉しくないのだ。

ではタンパク質自体の質はどうだろうか。
筋肥大に影響するBCAAについて考えてみると、一般的なホエイの場合は25%程度、ソイの場合は18%程度含まれている。
タンパク質には「アミノ酸スコア」という最適なバランスがあるため、この割合は多ければいい訳でも、少なければいい訳でもない。

つまり、プロテインの「質」にこだわる必要はないのだ。
なぜならプロテインはタンパク質を摂るためのもので、既製品の質で過不足はないから。


「味にこだわっているので美味しい!」

いや、既製品のプロテインも美味しいっす。


●海外メーカープロテインの陥落

筆者が長い間愛用してきたのは、California Gold Nutritionのノンフレーバーだ。
余計な成分が一切入っておらず、安くて味もシンプルで最高のプロテインだった。

しかし、インフレによる原材料の高騰と円安によって急激に価格が上昇。
2年間で2倍以上になってしまった…悲しい…

2020年4月時点では2.27kgで5,000円弱だった
2022年8月現在、2.27kgで10,000円以上する…

CGNに限らず、あのオプチマムも1万円以上に。

https://iherb.co/BUdanMN

海外メーカーのプロテインが(相対的に)オワコンになってしまった今、おすすめしたいのは国内メーカーのプロテインだ。

一昔前は国内メーカーのプロテインを買う人といえば、情弱か、スポンサーがつくレベルのトップボディビルダーしかいなかった。
質はそれなりに良いものの、とにかく値段が高かったのだ。

しかし最近ではプロテイン需要が増えてきており、値段を安くすることができるようになってきている。

考えてみてほしい。
同じ商品を100個作るのと、1億個作るのではどちらのほうが「単価」を安く抑えられるだろうか?

答えは当然後者だ。
一度の生産量を増やすことで、間接原価(≒製造工賃、広告費、販売手数料、会社の家賃や人件費等)を安くすることができる。

その代表例がユニクロだ。
彼らはヒートテックやデニムを100枚単位ではなく1億枚単位で売ることができる。
だからこそ、高品質のものを安く長く提供することができているのだ。

プロテインでも同じことが言える。
たくさん作れるから安くなるし、安いから売れる。
売れるからたくさん作れる。
昨今のフィットネスブームによって、このような好循環が国内メーカーのプロテインにも少しずつ生まれてきている。


●おすすめプロテイン

何が言いたいかというと、国内メーカーのプロテインが安くて良いということ。
特におすすめなのがGronGというメーカーだ。

1kgあたり3,000円で、タンパク質含有率も75%と悪くない。
そして何といっても味が美味しい。
海外メーカーにありがちな、甘ったるい感じやケミカルさを抑えてナチュラルな味になっている印象。

<Amazon>

<楽天>

乳糖不耐症の人は、より純度の高い「WPI」を選ぼう。
少し値段は高くなるが、その分タンパク質含有率が87%と高く、不純物が入っていない。

そしてこの商品で使われているCFM製法とは、CGNやあのゴールドジムのプロテインも採用している、良い成分を残しながら乳糖をキレイに取り除くことができる、画期的な製法なのだ。

しかし原材料である乳清タンパク質はアメリカからの輸入に頼っているのが現状なので、今後いつ値上げするかわからない。
世界の経済事情を鑑みると、値下げする方向にいくことは考えづらいので、筆者は密かに買い溜めしている…(なんてことを言ってるから家にプロテインが山積みになっていく)

なお、GronGはAmazon Prime Dayでセールにかかることが多い。
セール情報は不定期にTwitterで告知することがあるので、気になったら見てみてほしい。


●まとめ

  • プロテインを選ぶ基準は値段、質、味。

  • インフルエンサーのプロテインを買うのはちょっと待とう

  • 今はGronGがおすすめ


●おわりに

このnoteは、筋トレを始めたばかりで、しっかり身体のことについて勉強したい人をターゲットに、健康的な生き方に関する情報を論理的に発信しています。

過去にもいろいろな記事を投稿しているので、もし気になったら読んでみてください。
また、記事にしてほしいトピックのリクエストもコメント欄から募集中です。

筋トレについてそこそこ詳しい方や、実際にトレーナーとして活動されている方にとっても、「こんな考え方、こんな表現があったんだ!」という発見になってくれれば幸いです。

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