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#49 残念!木瀬照雄氏「私の履歴書」最終日失敗!TOTOブランド説明に不足あり

#39 で「私の履歴書」の正しい書き方で、毎回、必ず年月を入れることを書きました。

それが木瀬氏(TOTO元会長)が初めて達成しそうだと書きました。

ところが、よりによって連載最終日(6月30日(水))についにこれが途切れてしまいました。残念。完全試合を最後の一球で打たれたみたいなもの。

たしかに最後の日は自分史というよりまとめの回だったので、大目にみようかと一瞬思いました。

しかし、TOTOの名前のところで、「商標となった。私の入社前年のこと。」と書くチャンスがあったにも関わらずスルーしてしまった。1969年と書けばいいものの・・・(読者に計算させるなとあれほど言ったのに・・・)

やはり認めるわけにはいかなくなった。

何故ならTOTOという名前(商標)は非常に重要だからです。

アメリカンロックバンド、TOTO

スティーブ・ルカサー、ジェフ・ポーカロ、デビッド・ペイチ・・・

1976年ロサンゼルスでTOTO結成。

1978年「宇宙の騎士」でデビュー。

「 Hold the Line」が1979年2月ビルボードに登場して5位まで上昇。

ちょうどカリフォルニアにいたので、タワーレコードで買ってきてO君にお土産としてあげたものだ。

そのとき洋楽ファンの日本人は「なんでこの名前?」「まさか・・・」とザワザワ思った。

このとき雑誌「ミュージックライフ」での彼らのインタビューで「TOTOの便器からとった」というジョークがあった。

ということは70年代後半にはTOTOというブランドは日本はもちろんアメリカでもある程度知られていたことがわかる。実際、そうでした。

逆にこれで会社TOTOの宣伝になった。海外で営業しやすくなったはず。

最後に「世界へ発展するTOTO・・・」と書いているのに、この重大かつ面白い事案を書かないなんてどうかしている。

まさか、木瀬さんスティーブ・ルカサー知らないんじゃ?

というわけで厳しいですが、木瀬さんは惜しくも失敗という判定にしました。

※ ちなみにマイケル・ジャクソンの「Beat It」のギターは、エディ・バンヘイレンのソロが注目されますが、オープニングリフや、ソロ前の派手なカッティングはスティーブ・ルカサーですので忘れないでね。




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