もうだめ脱却記 残業代請求編⑥ 和解が成立し、戦いが終わった
残業代が出ない会社を辞めて転職することに成功した私は、残業代を取り返すために会社を訴えて裁判を起こしました。
裁判を始めてから1年近く経ってようやく、裁判官から和解で裁判を終わらせる提案がなされ、長かった戦いもいよいよ大詰めとなりました。
このnoteでは、残業代を払ってくれない会社を退職した私が、無事に残業代分の和解金を回収したエピソードをご紹介します。
和解が成立
私から「和解で裁判を終わらせたい」とのメールを受け取った弁護士は、和解条項を作成して裁判所に送ってくれました。
和解条項とは、和解の内容を長めの箇条書きで書いたもので、「被告は原告に○○○万円支払う」とか「訴訟費用は各自の負担とする」みたいな内容が書いてある書類です。
その内容を期日に持っていってもらったところ、被告がその条件を飲んだようで、弁護士から「本件は和解にて結審します」とのメールが来ました。
長かった裁判も、これで終わりとなりました。
弁護士と最後の打ち合わせ
後日、私は法律事務所を訪れて、弁護士と最後の打ち合わせを行いました。
前職の会社は、すでに法律事務所に和解金を振り込んでおり、そこから弁護士費用を差し引いた金額を、私の銀行口座に振り込んでくれるシステムになっていました。
私は書類にサインをして、弁護士にお礼を申し上げてお別れをしました。
裁判が始まってから終わるまで、たっぷり1年半もかかりました。もう、法律事務所に来ることも、弁護士とやりとりすることもありません。
この時ばかりは、さすがに達成感と解放感がハンパなかったです。
和解金
私が会社を退職してから2年近く経って、ようやく残業代分のお金を"和解金"という形で手に入れました。
弁護士費用は差し引かれてしまいましたが、こちらの主張を2年近く認めなかった会社からお金を回収するためには必要な出費だと受け入れています。
和解金が手に入ったことで、私の銀行口座の額がマジで急にいきなり増えました。
このお金は、私の結婚式の資金になったり、株や投資信託などの投資資金になったりと、私の人生を支えるお金になりました。
貰えるはずなのに貰えていないものがあったら、全力で取り返しに行ったほうが後悔せずに済むな…と強く思うようになりました。