※募集終了[2022年度・宮津農旅インターンシップ]人口10名の村で 江戸時代から続く田園風景を守る1週間
※今年度の募集は終了しました。
こちらは、2022年度、京都府宮津市(https://www.city.miyazu.kyoto.jp/)と株式会社百章(https://www.hyakusho.org/)が連携し、企画・運営を行う農業インターンシッププログラムです。
従来の農業インターンシップや研修では、農業経営を学ぶことを中心としたプログラムが多く、農業を一つのナリワイとして取り組みたい人にとって少しハードルの高いものでした。
“農”は暮らしの延長線上に、地域の延長線上にあります。
本プログラムでは、企業でガッツリ農作業の知識やスキルを学ぶ、というものではなく、地域に入り、暮らしと繋がっている“農”を体験していただくプログラムになっています。
農への関わり方は人それぞれ。
自分の人生の中に、どんな風に“農”があるといいでしょうか?
そんなことを考えてみたい方に向けた農業インターンシップを企画したくて、宮津農旅インターンシップをスタートしました。
それでは、2022年度に開催予定の
人口10名の村で 江戸時代から続く田園風景を守る1週間
について詳しくご紹介させていただきます!
※地域の詳細やプログラムの内容を見なくて良い方は、下記の目次より申し込みへお進みください。
人口10名の村、宮津市畑地区
宮津市の北部地域、日置地区から山間部に5分登ったところに現れる、畑(はた)地区。畑(はたけ)と書いて、畑(はた)と読みます。
現在は、10世帯11名(常時いる方が10名)の小規模な地域です。
そんな地域の歴史は、江戸時代まで遡り、当時は紙漉きが行われ、紙の原料となる作物の栽培なども盛んに行われていました。
集落より、少し登った高台からは宮津湾が見えます。
冬には、雪が降り、その積雪は多い時で1メートルを超えるとか…
集落内にある、公民館はザ古民家というような様相。
入り口すぐにある、放送室はいつの時代から変わらずあるのか…
エモーショナルな感覚がくすぐられます。
公民館より徒歩30秒。
”畑婆爺ニアセンター” と銘打たれた、地域と外を繋ぐ拠点は、畑地区の方々の人柄を表しているようです。
こちらの施設は、外部からの方が泊まれるようになっていたり、畑地区で行われていた紙漉きの歴史を伝える場所ともなっています。
集落内にある、”ふれあい農園” では、地域外の人へ市民農園として小さな区画を貸し出し、定期的に来られる仕組みを作られています。
現在は、夏野菜がメインでオクラがすくすくと育っていました!
集落より車で5分ほど、山道を登っていくと、
山に囲まれた中に、2〜3haほどの水田が広がります。
集落に今より多くの人が住む時代には、ここだけじゃなく、集落から川沿いのエリアは全てが田んぼや畑だったそうです。
今では、集落内の田んぼはほぼ全てここに集約され、6名の方で管理を続けておられます。
今回の畑地区で予定している宮津農旅インターンシップは、この田んぼがメインのフィールドになります!
田んぼの上には、観音名水という湧水があり、近隣の飲食店さん・個人の方も美味しい水としてわざわざ汲みに来られるそう。
そんな水を使ってできる米は大変美味しいと評判だとか。
冷めても美味しいお米が畑地区のお米のウリだそうです!
漫才のようなトークを繰り広げる宮田さん、地域の大黒柱の井隼さん
今回、畑地区での受け入れをしていただくのは、宮田さん(写真 左)と井隼さん(写真 右)
宮田さんは、元々は市外で暮らされていましたが、この地域の魅力に引き寄せられ、約5年前に移住。集落の一員となられ、田畑の管理はもちろんのこと、集落のムードメーカーとして受け入れられておられます。
井隼さんは、畑地区の出身で一度県外へ出られていましたが、20年ほど前にUターンされ、今では地域の大黒柱として頼られる存在となられました。
それぞれ、地域の田畑が荒れていく現状に課題意識を持たれており、今回の取り組みにも快く賛同いただきました!
江戸時代から続く田園風景を守り、次の世代へ繋ぐ
今回のプログラムでは、お二人を中心として地域の田んぼの稲刈りを中心に、刈り取った稲の籾をとり、乾燥させ、玄米にするまでの工程を体験していただきます。
田植えや稲刈りを手でされる経験がある方が多いかもしれませんが、今回は本格的な機械での稲刈りや乾燥、脱穀を体験してもらいます。
こうした大きな機械の運転も希望者には教えてあげるとのことでした!
農業ではこうした大きな機械を利用することも多いので、良い経験となるでしょう。
合間の時間には、集落を色々と案内していただいたり、緩めの登山ができたり、畑で作られている季節の野菜の収穫や植え付けなどを経験してもらいます。
また、今年取れた新米を使ったおにぎりを昼食に出してくださるそうです!
自分で関わったお米を、その地域で食べられるなんて…贅沢ですね!!!
新規就農者に農業の未来を聞く
実習地の畑地区から、車で5分の海沿いの日置地区では、百章の立ち上げメンバーの1人である矢野がレモンの栽培を営んでいます。
ちょうど、昨年より、認定新規就農者として本格的にレモン栽培に取り組む中でのリアルな話や作業実習なども行ってもらいます。
雪の降る寒い地域でなぜレモン栽培なのか?
そんな素直な疑問をぶつけてみてください!
また、現在調整中ですが、同地区で10年ほど前に新規就農された40代の方にも話を聞きに行ってみたいと思います。
就農前に感じてたこと、就農してからの苦悩や喜び。また、コロナ禍でどんな大変なことがあったのか…
それぞれの現在と未来の農業について参加者の皆さんと一緒に考えてもらう時間を設けたいと思っています。
プログラム実施詳細
プログラムの詳細は、以下の通りです。
実施日時:2022年9月18〜24日
実習地域:宮津市畑地区
実習内容:
・米の稲刈り、乾燥、脱穀
・路地野菜の収穫、管理
・新規就農者からの情報提供、対話
実習スケジュール:
※以上が基本形ですが、天候などにより変更される場合があります。
参加費:
無料(※滞在期間中の宿泊費、食費等の実費は各自負担)
滞在拠点:
・農家民宿 関野亭(https://goo.gl/maps/BKuENJj1uAUb6TjX9)
・農家民宿 達ちゃんち(https://goo.gl/maps/dVS3rLchAMCwgrqh6)
※それぞれ1泊素泊まり3,000円となります。
※特別な理由がない場合は、こちらの拠点での滞在となります。
移動手段:
宮津駅までは各自で来ていただきますが、滞在期間中の現地移動はレンタカーを用意させていただいております。参加者の中に普段より運転に慣れている方がおられる場合は運転をお願いする場合がございます。
その他、当プログラムについての疑問点などがございましたら、下記の連絡先までご連絡をいただければ、回答させていただきます。
お申し込み
以下のフォームに必要事項をお書きください。
運営事務局より、ご連絡差し上げます。
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