デザインという背骨が決まっていないから日本映画は没落したと言われる

例えば、16歳以上なら自動二輪の免許が取得できていて、大抵1日の試験で原付の免許を取る人が多いから、時速30キロで距離60キロ先の場所に行くことや、18歳なら大型二輪の免許が取得できるようになりますので、高速道路を利用するとして最低でも100キロ先、制限速度を加味して200キロ先の場所に行くかどうか、という風なデザインがないから日本映画は没落したと言われるようになったのではないでしょうか?
東京から60キロ先は成田、100キロ先は宇都宮市、200キロ先は新潟県越後湯沢になります。

時間も2時間なら120分で出入りやコマーシャルを含めたら80分、営業時間が10時00分から20時00分で2時間1回転で1日5回転、観覧料金が2,000円で1日1万円、予算が1億円、10000万円で1万人が1日、100億なら100万人、それで学校を使って1クラス50人で2クラスで100人でクラス対抗とか、210で10010=1,000人を10日で校内順位を題材に最下位の生徒が一世一代の御用天覧試合で優勝して逆転するという内容で消化するとかになるのが、日本映画というものでしょうか?

120分後に何が欲しいかによると思います。時給900円のパートタイマーなら120分後に1800円貰いたいし、1時間で1,000kcalを消費するスポーツマンなら2時間後に2,000kcalを貰いたいものだと思います。120分したら熱くなりたいと言ったら「サウナにでも入っていればいい」「布団に入っていればいい」「薬を飲んで寝ていればいい」と言われたりはしますが。

それでもそういう背骨が “かたい” 映画に対して「映画とは一部の特別な権能を備えた人間が作るものではなく、たくさんの人々がそれぞれの力を一つにして作るものだ」とは言われるかもしれませんが。

内容もそうでしょう。海外では多様性や包括性が要求されていながら、ヒーロー映画ばかり作られてきました。「マーベルズ」はそうですが、ディズニーの「ウィッシュ」もアニメでも広義で考えたらヒーロー映画だとは思うのですが。

多様性という言葉があるなら、色合いの扱いも問われていると思います。しかしながら実際売上を考慮するなら、主役の色は大抵赤か青で脇役は黄色や緑色で緑色は「スパイダーマン」のグリーンゴブリンのように悪役の色にもなりますし、オレンジ色はアメリカなら「おつとめ」の色で中東ならゴミ箱の色で、紫やピンク色や白や黒は特定のものを指し示す色なので使いませんし、茶色は泥の色だから使いません。それで消去法的に赤と青の二色しか映画で使わなくなるのですよね。

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