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秋風よ (改訂版)

秋風よ・・・ 


日中 苛立ち 彼女の首元に 

冷たく 吹き付けないでください…


むしろ 君に夜勤を与えましょう…



(・・・夜明け)

秋風が 私の瞼を撫でる時

君の誘いに 快く応じましょう


なぜなら

既に 私は 目覚めいて 

君をずっと 待っていたのです


私は 君の後に付いて行き 外庭へ出て 

まだ 空がその瞼を開かぬうちに 


私が 夜空を見上げます 


澄んだ美しい星々に 瞳を奪われ 

それより美しい 彼女のアイシャドウに  


私の心は 焦がれるのです・・・


それですから、 さあ 秋風よ!

きちんと 夜勤を果たしてください


まずは 

夜空の瞼を 強めに吹いて開き 

次に

彼女の瞼は そっと 優しく撫でてください



朝日が目覚め 私を見る時 

私は 愛情に溢れる眼差しを 

送っています・・・


彼女が目覚め 朝日を見る時も

私は 愛情に溢れる眼差しを 

ずっと 送り続けています・・・


彼女が 

朝日の温もりに 私の愛情を感じ 

寝起きの微笑みで 私を思う時・・・


さあ 秋風よ

君は夜勤を終えて 帰ってください

森の茂みで 静かに休むとよいでしょう


それですから 秋風よ・・・ 


日中 苛立ち 彼女の首元に 

冷たく 吹き付けないでください…



 


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