サケの稚魚
「新さっぽろサンピアザ水族館」の2階には、
サケの稚魚がいる。
他の魚もいるが、そのエリアの魚たちには、
ごはんを与えることができる。
売店でごはんを購入し、札を確認しながら、
選んだ魚の水槽にエサを投入するシステムだ。
ある日、サケの稚魚の水槽の前へ行くと…
こんな札に変わっていたのだ。
「10%」なら…見たことはある。
一度与えてみたが、食べることはなかった。
ただ、こちらは「0%」なのである。
いつもいる稚魚の姿はなく、
この日は1匹のサケが荒々しく泳いでいた。
1番食いつきのいい稚魚がいないのを…残念に
思いながら、この日は違う魚にごはんを与えた。
そして、また別の日。
今度はこんな風になっていた。
0%の札はそのままで、サケは姿を消していた。
その代わりに、この「ふ化槽」が登場していた。
「そうか、新しい命が生まれるんだな」
普段は見ないふ化槽には、規則正しく
卵が並んでいて、新鮮な光景だった。
この卵の稚魚が見れるのはいつかな…
そんなことを考えながら、
「また来よう」と思うのだった。
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